仕事の疑問を解決!体育会系の人材が企業から好かれるのはなぜ?

体育会系の人材は就活に強い、なんて一度は聞いたことがありませんか?
体育会系の部活出身であることはアピールポイントも多く、就活において有利とされ、仕事上も活躍している人が多くいます。
とはいえ、「そもそもどうしてそんなに体育会系が好かれるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、なぜ体育会系人材が企業から好かれ、仕事において活躍できるかの理由について一つずつ見ていきたいと思います。
体育会系人材が仕事で活躍する理由①勝利にこだわる
スポーツには必ず勝ち負けが存在しますが、ビジネスにおいても同じことが言えます。
体育会系の人材は、対戦相手に勝つために何が必要か、もっと強いチームになるためにはどうすれば良いか、常日頃勝利に拘って考えています。勝つためにはただトレーニング内容を強化すれば良いだけではなく、対戦相手との駆け引き・戦法・チーム構成など、様々な戦略を練る必要があります。
そのように勝つことに拘って考え抜く力というのは、ビジネスの場面でも非常に重要です。
例えば、新卒で多くの人が経験する営業職では、お客様と契約を結び、会社の売上に貢献するということが主なミッションとなります。そのため毎月目標数字を追うことになりますが、どうすればお客様に契約してもらえるか、商材を購入してもらえるのか、売上を達成できるのか・・・目標を達成するために常に試行錯誤できる人が求められます。
スポーツでもビジネスでも”勝利する”という共通目標があり、それに拘って粘り強く努力することができる体育会系人材はビジネスにおいて活躍が期待でき、企業から好かれる傾向にあると言えます。
体育会系人材が仕事で活躍する理由②1つのことを継続する力がある
スポーツに限りませんが、1つのことを継続するということは誰にでもできることではありません。練習が辛かったり、なかなか上達しなかったりすると、途中で投げ出してしまう人も世の中多いはずです。また、体育会系人材は、厳しい環境下でプレーしてきた人が多いと言えます。身体を鍛え、毎日汗を流して練習にはげむのは身体的にも負荷がかかります。朝早くから夜遅くまで、休みの日も練習に打ち込んでいた人も多いでしょう。
そのような環境においても、継続してやり抜いてきたということは、中途半端に物事を投げ出さず、やると決めたらやり切るという根気強さが備わっている人材であるということが言えます。企業からすると、入社してすぐ成果を出す人ももちろん魅力的ですが、うまくいかなかった時でも粘り強く試行錯誤を繰り返しながら精進してくれる人材を長期的にみて採用したいのです。
よって、一つのことに対して長く向き合ってきた経験がある体育会系人材は、企業にとっても、根気強く長く活躍してくれるという信頼につながり、好まれる傾向があります。

体育会系人材が仕事で活躍する理由③チームプレーができる
スポーツでもビジネスでも、自分一人で何かを成し遂げられるということはほとんどありません。周りの人から支えられたり、思いやりを持って協力し合ってこそ、良い成果に結びつくことがあります。体育会系人材はスポーツの経験を通してこの事実をしっかりと把握している人が多いです。
ビジネスに置き換えても、営業にいく時は一人かもしれませんが、その背景には教育してくれる上司や先輩、事務処理をしてくれるサポート部、切磋琢磨し合える同期の存在、さまざまな人との連携があって組織というものは成り立っています。
いくら成績が優秀な人でも、自分一人が勝手な行動をしていては足枷となってしまいますし、周りへも良い影響を与えるとは言い難いです。企業はそんな人よりも、周りへの気遣いや配慮がしっかりでき、チームとして自分が今何をすべきかを考えられる人を採用したいと考えます。ビジネスにおいては、他部署の人と連携して一つのものを作り上げていくことが不可欠だからです。
このように、プレーで培ったチームワークは社会に出てからもとても重要であると言え、体育会系人材はそういった点でも好まれる傾向にあります。
体育会系人材が仕事で活躍する理由④上下関係・礼儀作法がしっかりしている
体育会系出身の人材は、部活動を通して先輩への礼儀作法や挨拶の仕方・振る舞い方を学びます。
すれ違ったら立ち止まって挨拶をする、しっかりと返事をする、先輩からの指摘は素直に受け入れる、そういった基本的な礼儀がしっかりと叩き込まれます。
それらができないとお叱りを受けたり、罰則があるなんて部活も珍しくはありません。
緊張感はありますが、メリハリのついた環境で過ごしてきたからこそ、人一倍吸収力があり、目上の人への振る舞いに長けている人材が多いです。
社会人においても、挨拶や礼儀はもちろん重要であり、相手へ与える印象に大きく影響します。
また、先輩や目上の人からの指示は真っ直ぐ受け入れるという耐性が備わっている人が多いため、上司から見ても、指示も出しやすく、教育もしやすいのです。
部活動を通して培った上下関係・礼儀は、社会人になっても必要不可欠な要素となりますので、企業からみても魅力的に映るでしょう。
体育会系人材はアピールポイントが多くあり、仕事での活躍も期待できる
いかがでしたでしょうか。体育会系人材は、部活動を通して目に見えない培われた能力が多くあることがわかりました。
もちろん、体育会系という理由だけで採用してもらえる、というのはほとんどなく、結局のところはその企業の社風や、働く人々の考え方と合うかどうかがポイントとなります。
合う・合わないは面接官によって判断されますので、一概に体育会系人材のみが有利であるとは言い切れませんが、アピールポイントとして伝えることができると、面接官の印象も良くなるでしょう。 ただし、就職・転職活動においては体育会系がどうかよりも、その企業が求めていることに対して自分がどれだけの価値を提供することができるか、が重要になりますので、自分の長所をしっかりと面接でアピールできるようにしましょう。