上司の下ネタにどのように返したら良いのでしょうか?

会社の上司が下ネタ発言を連発するので対応に困るということはありませんか。
面白い話ならまだしも全く面白くない下ネタを上司が言ってくる場合、どのように切り返したらいいのか悩みますよね。
上司なので厳しく文句を言うこともできないし、かといって聞き流すのも難しいという状況はままあるものです。
ここでは、そもそもなぜ下ネタを言うのか、関係を悪くせずにうまく切り返す方法についてご説明します。

男性はなぜ下ネタを言うのか

そもそもなぜ男性は下ネタが好きなのでしょうか。
好きではない男性もいるし、下ネタが好きな女性もいますが、割合的に男性の方が下ネタを好きな傾向にありますので、ここでは男性が下ネタ好きな理由について考えてみたいと思います。
男性が下ネタ発言をする目的は以下のように考えられます。

① 周りの人を楽しませたい
② 子供っぽいだけ
③ 男性同士の悪ノリ
④ 女性の反応を見て楽しむ
⑤ 好きな女性へのアピール
⑥ 距離を縮めたい

① 周りの人を楽しませたい

軽い下ネタは笑いを誘うことができるので、場の雰囲気を盛り上げるために下ネタ発言をする人がいます。
下ネタ発言をする人は、このケースが一番多いのではないでしょうか。
周りの人を笑わせたい、楽しませたいという一心で発言していることなので、あまり悪気がないことも多いです。

子どもっぽいだけ

小さい男の子や小学生男子は下ネタが大好きです。
下ネタ発言をして、大人に「こら!」と怒られることに楽しみを見出していた子ども時代を、大人になってもそのまま続けている子どもっぽい人です。
この場合、相手は男性でも女性でも良くて、相手の反応を見て自分が楽しんでいるだけなので、目に余るような不快なレベルの発言ではないことが多いでしょう。

③ 男性同士の悪ノリ

②で述べた通り、男性は小さい頃から下ネタを言い合って笑うという経験をしている人が多いため、大人になってもその話題で盛り上がれるのです。
楽しいのは男性だけということも多いため、女性がいる場では配慮する必要があります。

④ 女性の反応を見たい

女性の反応を見たい男性のタイプには、良い意味の場合と悪い意味の場合があります。
この女性はどこまで許容してくれるのか、どこまでがOKでどこまでがNGなのか、会話の許容範囲を下ネタで試していることがあるのです。
また、単純に嫌がっている様子を見て楽しんでいるというタイプの男性もいるでしょう。
嫌がっている様子を楽しむタイプの人は、相手を不快にさせる確率が高い上に一歩間違えたらセクハラで訴えられる可能性があるため、リスクを理解しておく必要があります。

⑤ 好きな女性へのアピール

自分が好意を持っている女性に対して下ネタを言う人がいます。
その時に、相手の女性が話に乗ってくれれば見込みがあり、嫌がられたり引かれたりするようであれば、見込みが薄いという判断材料に使っているのです。
この方法は、相手の女性に嫌われる可能性があるため、リスクの高いアプローチ方法でしょう。

⑥ 距離を縮めたい

相手との距離を縮めたくて下ネタ発言をする人は、自分から面白い下ネタを言うことで相手との距離を縮めたい、仲良くなりたいと思っている傾向にあります。
ここで相手が笑ってくれれば、この人とは価値観が合うので仲良くなれそうだという判断基準にしていると考えられます。
男性同士であれば下ネタは手っ取り早く仲良くなれる話題でもあるため、何気なく使っている人も多いでしょう。

会社の上司が下ネタ発言をしてくる場合の対応方法

ここまで男性が下ネタを好む理由をご説明しました。
会社の上司が男性である場合、上記①から⑥に該当する訳ですが、理由によってはセクハラに該当する可能性もあるため、まずは上司がどういうタイプか分析する必要があります。

単純に、笑わせたい・楽しませたい・面白い人だと思われたいというような理由であれば、あまり害のないタイプの上司です。
このような上司であれば、聞き流したり頷いたりする程度にしてあまり話題に乗らないようにすれば、空気の読める上司であればそのうち次の話題に移るでしょう。
自分が話題の中心にされている時は、「秘密です」や「その発言はセクハラですよ」と言えばたいていの人には意図が伝わります。
あまりきつい言い方にならないようにするのがポイントです。

一方で、悪意や下心を持って下ネタを言ってくる上司の場合は、我慢せず周囲に相談しましょう。
先輩や同僚が対処できないレベルの場合、セクハラだけでなくパワハラになる可能性があるため、会社のしかるべき部署に相談する必要があります。

まとめ

会社の上司が下ネタ発言をしてくる場合、きつく反論するとその後の関係が気まずくなってしまうことがあります。
だからと言って我慢する必要はないので、嫌な場合は言葉に注意しながらしっかりと「NO」という意思を伝えるようにしましょう。
また、自分1人で対処できない場合は、無理せず周囲の先輩たちに相談して協力を仰ぐのも良い解決方法です。