キャリアアップに役立つマネジメント力アップの秘訣とは?

2022-7-5

社会人の経験を積んでやっと慣れてきた頃、今度はマネジメント力を求められるようになってきます。
マネジメントという言葉はよく聞きますし、なんとなくイメージもできるでしょう。しかし、実践となると急に難しさを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかしキャリアアップと共にマネジメント力は確実に不可欠なものとなります。マネジメント力が長けていることで部下や後輩とのリレーションが持てることで、更なるキャリアアップを目指せるきっかけとなることもあります。
今回は、マネジメント力アップするにはどんなことを意識していけば良いのか必要なスキルについて解説していきます!

そもそもマネジメント力とは何を指す?リーダーシップとは違うわけ

マネジメント力とはそもそもどんなものなのでしょうか。

マネジメント力を和訳すると「管理能力」と出てきます。しかし、ただただ企業全体や部署などを管理するだけではマネジメント力があるとは残念ながら言えません。むしろ部下や後輩たちから疎まれかねません。

目的に向かって成果を得るために、運営全体をうまく回すことが必要となってきます。

マネジメント力とリーダーシップとの違いとは

リーダーシップを取ることでマネジメント能力が発揮できていると安心してはいませんか?よく勘違いされやすいのが「マネジメント力」と「リーダーシップ力」の違いです。

リーダーシップは指導力や統率力を指します。つまり「対人のみ」です。

マネジメント力の場合、対人だけでなく「人材(ヒト)」「資源・商品(モノ)」「資金(カネ)」などといったビジネスのすべてを管理・運営していくスキルとなります。

マネジメント力に必要なスキルでキャリアアップに活用しよう

キャリアアップに役立つマネジメント力に必要な管理・運営のスキルを身に付けるにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。細かく見ていきましょう。

分析力・問題解決力
マネジメント力を養うには物事を論理的に分析し、解決に向かって正しく導く力です。
問題が起きてしまった時はもちろん、ひとつのミッションにチームでどのように向かっていけばよいのかを適切な判断で指示を出すことができるかどうかもこの力にかかってきます。
まず論理的思考ができるかどうかが大きなポイントとなってきます。
キャリアアップに必要なマネジメント力を高める秘訣としてはじめに身に付けたいスキルでしょう。

リーダーシップ
マネジメント力とリーダーシップ力には違いがありますが、マネジメント力を高めるためにはリーダーシップ力も必須となってきます。
つまり、マネジメント力を備えたい場合にリーダーシップ力も備えておくべき力の1つということですね!
部下や後輩との関係性を築くのには、ただ思いに寄り添っていればよいということではありません。はっきりと自身の意思を伝えてチームとしてどのような方向に進めばよいのかを示唆することも必要です。
部下や後輩からの人望や信頼はそういったとことに根付くものです。リーダーシップを適切に取ることでチームとしての成果を実感することができるでしょう

コーチングスキル
部下や後輩の持っている力を最大限に引き出すコーチングスキル。これには部下や後輩ひとりひとりの特長をしっかりと捉えておく必要があります。例えば行動力や意欲、得意分野などもそうです。これをアセスメントスキルと呼び、キャリアアップに役立つマネジメント力の向上には不可欠です。コーチングはみんな一律では成り立ちません。それぞれの得手不得手を把握しプラスの方向に持っていくことが大切なのです
部下や後輩の目標を設定し、正確に伝えていくまでがマネジメント力に必要なスキルです。

コミュニケーションスキル
ひとりひとりに合わせたコーチングを行なうには同時にコミュニケーションスキルが大前提となります。相手の話すことに反応して返すことだけがコミュニケーションではありません。相手の話をまず受け止めること。途中で遮ったり「でも」と切り返したりしたくなることもあるかと思いますがそこはぐっと我慢です。本音や内に秘めていた意見などを聴くことができます。日頃からコミュニケーションを密に取ることでおのずとそれぞれどのようなコーチングをしていけばよいのかがわかるでしょう
また、気軽に相談できる上司であれば「報告・連絡・相談」もスムーズになります。マネジメントをしていくにあたって必須ですね。

ファシリテーションスキル
これは会議をスムーズに進行させる能力のことです。ただ進行させて結果に導くだけではないのがファシリテーションスキルの難しいところ。特に新人にとっては会議で緊張する場。なかなか意見が言えずにいることも多いはずです。発言しやすい雰囲気づくりをしたり、意見を引き出すような進行をしたりすることが必要となるスキルとなります
意見の行き違いにも柔軟に対応し、意見をまとめられるよう仕向けるのもマネジメント力のうちということです。
雇用の機会均等や多様な働き方が進んでいる昨今ではキャリアアップした管理職に欠かせないマネジメントスキルの1つといえます。

プロジェクトマネジメント力
プロジェクトが発生した時に担当の割り振りをし、どのようにプロジェクトを進めていくことができるか先を見据えて達成につなげていくスキルのことです。
対人だけでなく人件費やコスト面、納品日など総合的な部分を論理的に考えていく必要があります。
スキルアップしたら避けては通れないマネジメントでしょう。

テクニカルスキル
これはその名の通り技術面のスキルです。
管理職になれば組織を運営するスキルが中心となってきます。しかし、現場のことを何もわからないというのは考えものです。コーチングをする際に言葉だけでなく自身がモデルとなることで部下や後輩に教えていくことも大切です。また、トラブル発生時に対応することもあるのです。
テクニカルスキルを高めておくことでコーチング力やリーダーシップにも活きてきますよ。
今後の時代背景を見据えてIT関係のスキルを持っていると重宝されます。

2022-7-5

まとめ:キャリアアップに必要なマネジメント力には様々なスキルが必要!

一言でマネジメント力といっても、多様なジャンルでのスキルが必要ということがわかりますね。キャリアアップするとこんなにもスキルが必要なのかと愕然した人もいるかもしれません。しかし、ポイントを抑えることでそう難しく考える必要はありません。
今回の記事を参考に、冷静に視野を広げて論理的に考え、部下や後輩の話に耳を傾けながらチームを引っ張っていける上司へとキャリアアップしていってくださいね!