転職エージェントって、いったいどういう仕事なの?

転職エージェントの仕事に興味があっても、「どうすれば転職エージェントになれるのか分からない。」と悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「転職エージェントの主な仕事内容」や「転職エージェントの応募方法と必要なスキル」など5つの項目でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントの主な仕事内容

転職エージェントとは転職を検討している人と企業との間に立って転職活動をサポートする仕事です。

求職者との面談を行い、どんなスキルや経験があるのかなどを把握した上で、職務経歴書の作成や面接の仕方などのアドバイスをしたり、企業が過去にどんな人を採用しているのか伝えたりと求職者を多方面からサポートします。

また、企業が求める人材の特徴を把握したり、スカウトの際には企業と求職者との仲介をすることもあり、業務内容は多岐にわたります。

転職エージェントの仕事に就く前に!知っておきたいノルマのこと

どこの会社に勤めるかにもよりますが、会社によっては、サポートした求職者の入社件数などのノルマがあったり成果によって報酬が変わったり、ノルマ達成が賞与に関わってきたりすることもありますので、不安に感じる人は応募する前に聞いてみるのがオススメです。

SNSなどで実際に転職エージェントとして働いている人の投稿が多数ありますので、参考程度に見てみると具体的にイメージがつきやすく、理想と現実のギャップに悩むことも少なくなるかもしれません。

転職エージェントの仕事はこんな人にオススメ

・人の役に立つ仕事がしたい人

・物事を客観的に捉えるのが得意な人

・状況を整理して、先を見据えて行動できる人

・人のいい所を見つけるのが得意な人

・傾聴が得意な人

・求職者と企業の両方の立場に立って物事を考えられる人

ご紹介した中でも「客観性」は1番重要なポイントです。

「求職者を助けたい。」という志を持って入社しても、求職者の持っているスキルや希望の職種が、条件のミスマッチなどの要因で、希望に添った求人をどうしても紹介できないこともあるからです。

転職エージェントには感情的にならずに、他者目線でフラットに考えられる人の方が向いているといえるかもしれません。

また、「傾聴」もとても大切です。傾聴とは相手の話を否定せず、耳だけでなく心も傾けて相手の話を聴くということです。

自分の持っている情報を伝えるだけではなく、まずは相手の話を否定せずにしっかり聞くことで求職者との信頼関係が築けたり、すれ違いを防ぐ効果があります。

転職エージェントの応募方法と必要なスキル

転職エージェントの求人が公開されることはあまりありません。

非公開で求人を募集していることもありますので、就職したい転職エージェントに登録して、そこのエージェントに「転職エージェントの仕事に就きたい。」と話をしてみるといいかもしれません。

正社員での採用は行っていないという場合であれば、契約社員から始めてみるのもひとつの方法としてオススメです。

また、専門の資格がある人の方が有利です。

具体的には主に3つの資格がありますので、希望している会社ではどの資格を持っていると有利なのかリサーチして、実際に資格を取ると転職エージェントになれる確率がグッと上がります

・セカンドキャリアアドバイザー

セカンドキャリアアドバイザーの資格取得を通して、就職や転職、起業、キャリア診断などの知識を身につけることができます。受験資格も特に必要なく、在宅で勉強から受験までできるので、資格を取るハードルは比較的低いといえます。

・キャリアカウンセラー

キャリアカウンセラーは様々な理論やカウンセリングの方法などを学び、求職者にとって望ましい仕事の選択をサポートするキャリアデザインの専門家です。

こちらはスマホやパソコンなどWeb上で勉強や受験ができます。試験結果も早く知ることができ、短期間で資格を取得したい人にオススメです。

・キャリアコンサルタント国家資格

キャリアコンサルタントは「キャリアコンサルティング」を行う専門家です。

キャリアコンサルティングとは求職者の職業選択や職業能力の向上について相談を受けたり、アドバイスや指導を行うことをいいます。

学科試験と実技試験があり、5年ごとに更新を行い、常に最新の知識や技術を身に付けることができます。

上記でご紹介した2つの資格よりは資格取得までのハードルは高いですが、本格的な知識を学ぶことができ、常に新しい技術を身に付けたい人にオススメの資格です。

転職エージェントを新たな選択肢に

新しい職種にチャレンジするのは勇気がいりますよね。転職エージェントは大変なこともある一方で、求職者をサポートできるやりがいのある仕事でもあります。

実際に働いてみなくては向き不向きは分からないかもしれませんが、少しでも興味がある人は新たな人生の選択肢の1つとして転職エージェントへの道も考えてみてはいかがでしょうか。 本記事でご紹介したことが、皆様のお役に立つことを願っています。