転職活動の疑問!面接時の嘘はどこまでバレるのでしょうか?

転職をするにあたり引き抜きなどでの入社でない限り基本的には面接は必須です。

まず面接では何を見られているのかですが、履歴書や職務経歴書の確認はもちろん、対話の中で働くうえでの性格や仕事に対しての意欲や適性を企業側が見極める場になります。

働くことができるかどうかの場となりますので自分の事をうまくアピールして採用してもらいたいと思いますよね。

アピールするにあたり嘘はついてもいいのか。ついた嘘はどこまでバレるのか。どこまでの嘘ならOKなのかを紐解いていきましょう。

転職・就活関わらず基本的には面接で嘘はつかない

面接では自分の今までの経験や経歴、資格など様々なことをアピールする場となりますが、自己PRや資格などでアピールするところがないという方もいるかもしれません。

アピールするところがないからと言って、嘘をつくことは基本的にはNGです。

小さな嘘であったとしても面接時にその嘘がバレてしまうこともあります。そうなってしまうと面接で受かることはできませんよね。

例え面接の場でバレなかったとしても、入職後にその嘘で自分の首を絞めてしまうこともあります。

また、後ほど紹介をしますが、履歴書や職務経歴書は必ず正確に書くようにしましょう。

面接では絶対にNGな嘘

前述でも述べているように基本的には面接での嘘はつかない方がいいのですが、その中でも絶対に避けたい嘘があります。これくらいの嘘ならバレないだろうと思っていても思わぬところでバレる可能性もありますので、特に注意するべき嘘として覚えておきましょう。

1.資格

資格をまだ保有していのにも関わらず取得済と記載することや、取得している級よりも上位の級を記載することは絶対にやめておきましょう。

資格を保有しているとなると証明書の提示を求められることもありますので、その時点で嘘がバレてしまいます。

2.経歴

経歴に関しても、大学を中退しているにも関わらず「卒業」と記載することや、前職の勤務年数を長く記載すると経歴詐称となります。勤務年数は雇用保険者被保険者証によって、前職の年収や休職している事実なども、源泉徴収票から簡単に嘘がバレてしまいます。嘘がバレた際には解雇になる可能性もありますのでこちらの嘘も絶対にやめておきましょう。

3.前職でのキャリア

携わったことのないプロジェクトに参加したことや、マネジメント経験がないのにあるように偽ることで、採用された後の仕事で「実は経験がありません。」だけでは済まない可能性もあります。場合によってはこちらも経歴詐称で解雇される可能性もあります。

選考中に発覚した場合、意図せず間違えて記載したとしても、それが理由で不採用となることもあります。

このことからも履歴書や職務経歴書は正しく記載する重要性はお判りいただけたかと思います。

嘘にならない程度に「話を盛る」

前述に記載している「面接では絶対にNGな嘘」もありますが、多少であればOKな嘘もあります。

行き過ぎると自分の評価を下げかねませんので、あくまでも「多少の嘘」としてとらえてください。

その方法として「自分の経験を盛って話す」です。ですが、そこにも嘘がバレるリスクがあることは覚えておきましょう。

まず「話を盛る」と「嘘をつく」の違いについては「その中身が事実か、そうでないか」です。

話の根本に真実があれば「話を盛る」ですが、根本に全く真実がない場合は「嘘」となりますので注意しましょう。

前職での成果を聞かれたときに450万円の売り上げを1000万円と実績以上に話を盛りすぎると嘘がバレます。500万円程度と伝えると嘘にはなりませんよね。盛る時は多少を意識しましょう。

また転職理由が人間関係ややりたい仕事ではないこと、評価されないなどをそのまま答えることは評価としてもあまりよくありません。そのような場合は「御社の業務スタイルに惹かれた」「新たな業種に挑戦したい」「さらなるキャリアアップを目指して」など前向きな理由に置き換えるということ覚えて。

ただ、注意として話を盛りすぎてしまうと質問も深く掘り下げられてしまいますので、ほどほどにしておきましょう。

転職での面接は嘘をつかずに自分の魅力をアピールすることが重要

面接では経験やスキル、成果などを中心に聞かれることが多くありますが、面接官が一番見たいものはあなたの「人となり」や「ものの考え方」です。

前職での成果などでアピールできることがあれば一番良いのですが、そうでない場合でもあなたの問題に対しての解決力やどのような行動を起こせるかが重要視されています。

仕事への取組み方や目標、課題に向けてどのような努力をしてきたのか、アピールできるような実績がなくても構いません。

想定していたよりも成果が出なかった場合や、結果的に失敗に終わった場合でも、それを回避しようとして取った行動や解決策、失敗から学べたことを前向きに伝えることでもアピールすることができます。

また、転職後に自分がどのようになっていきたいのか、こうなりたいから取得しようとしている資格や学んでいるスキルがあるといった明確なビジョンを伝えることでもアピールすることができます。

転職後に後悔しないためにも嘘はつかない

面接で自分をよく見せたいと思い嘘をつくことでバレるリスクがあります。例えバレずに入社することができたとしても、ついた嘘で自分自身が苦労をすることになります。

経歴詐称など悪質な場合ですと、解雇にも繋がってしまいますので、面接で嘘をついてもメリットはありません。

多少話を盛ることや脚色する程度にしておき、基本的に嘘をつくことはオススメできません。 今までの経験などから自分をアピールできる部分を見つけ、それを魅力的に伝える方法で面接に挑みましょう。下手な嘘をつくよりも事実を伝えることで相手にも伝わります。