年収1,000万円稼ぐことができたらどうでしょうか。それだけ稼ぐことができる人たちはどのような仕事やスキルを持っているのか気になりますよね。

大手企業などに勤めることができた、転職をしたからと言って必ずしも年収が1,000万円を超えるわけではありません。

勤める企業が高い給料を払ってでも雇いたいと思う人材であればその可能性は見えてくるでしょう。

どのような人材を企業は求めているのかを知る必要があります。それだけの年収を稼ぐことができる人たちにはそれぞれ求められているスキルや共通点とは何かなどを見ていきましょう。

年収1,000万円を稼ぐ人には共通点がある。

まず日本人の平均年収として「令和2年分　民間給与実態統計調査」によると男性は532万円、女性は293万円で全体としては433万円が全国平均となっています。（https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2020.htm）

このように男性と女性でも大きく違いもありますが、平均値でありますので年収が高い人もいれば、低い人も当然います。では年収が高い人と低い人にはどのような違いがあるのでしょうか。

冒頭でもあるように、「企業として高い給料を支払ってでも雇いたい人材」であるかどうかです。その雇いたい人材の共通点として、「成果」を出すことに秀でていることがわかります。そこで年収1,000万円を稼ぐような人がどのようなことをしているのかまず見てみましょう。

常に最新の情報を収集する

仕事をするうえで情報収集ということは当たり前のように思いますが、それを積極的に行っているかどうかがポイントとなります。

普段の仕事の中で視野を広げることで「どうしてこうなっているのか？」「なぜこれをやっているのか？」と言った疑問を持ち、問題点を見つけながら行動し解決することで、仕事への質も自ずと上がっていきます。

目の前の仕事だけを見ず、その背景はどうなっているのかなど物事を俯瞰的に捉えることで自然と視野も広がり、今ある知識や情報だけでは足りないことに気づき、自ずと調べることも増えてきます。

ただ仕事に必要な情報だけを得ているだけでは情報収集していると言い切ることができません。ニュースや流行りなども常に最新の情報を得るためにアンテナを張ることがビジネスチャンスをつかみ取るカギとなります。

仕事での努力を怠らない

次に特徴として挙げられることが「仕事での成果を上げる努力をしているか」です。上記の「情報収集」も成果を出すために必要ですが、年収が高い方は、仕事での成果を出すためには知識やスキルの習得をするなどの努力をしているということです。

成果を出すためにはまず、「目的」をしっかりと持つことです。「仕事をする」という目的ではなく、「結果」を意識することで成果へと結びつきます。その設定した目標も届くような目標ではなく、ギリギリ届くような高い目標に設定をし、達成させるのが高い年収を得る人の特徴の一つと言えるでしょう。

他に「社内外での関係性を築くために努力をしているか」も重要となります。良好か関係性を築くためには、先に相手に何かをやってあげることが重要です。そして、自分が困ったときに相手から支援を得るというものです。このような努力を常に行っていることが言えるでしょう。

チャレンジすることを怠らない

成果を出している人の共通として、行動する量に違いがあります。行動の中には、会議などでの発言頻度が極めて高いことや、失敗をすることもありますが、なぜ失敗したのかを分析し、次に活かすことができます。

新しいことを始めることや、前例のないことを行うことは多少のリスクを伴います。だからと言って現状維持では更なるリスクも出てくることもあります。リスクを考えているだけでは進むことができないことを知っているからこそ、チャレンジをしていきます。新しいことをするときには軌道修正しながらリスクを最小化していくことで成功に近づけていることが言えます。

ビジネスチャンスはあらゆるところにあり、突然目の前にやってくることもあります。そのチャンスをものにするためにも試すことをしなければわからないものです。試行錯誤をしているからこそ、チャンスをものにすることができるのです。

意識は行動から変える

周囲に合わせることは人間関係を良好にするために必要ではありますが、人と同じことをしているだけでは周りと変わりません。

よく意識を変えることが必要だと言われることも多くありますが、意識改革をしたところで行動をしなければ意味がありません。成果を出す人の特徴として、行動することで変わっていくことを自覚しているからこそ意識よりも行動が大切と思っています。

行動するために「どう始めるか」ではなく「どう継続させるか」を考える必要があります。始めることができたが、長く継続させることができない人も多いのではないでしょうか。

継続させるための行動として、普段していることに追加するといった方法を取り入れることがあげられます。「これをしたら、これをする」といったように自分でルールを作りそれを習慣化していくことで、無理なく継続させていくことができるでしょう。

年収1,000万円を実現するために必要なスキルは？

高収入を稼ぐ人の共通点がわかったところで、実際に企業としてはどのような人を求めているのか。

それは「問題意識に基づき、課題や目標を設定する能力」「立場や価値観の違う社内外の関係者同士を調整し、まとめる力」「自分の見解やビジョンを周囲に伝え、動かす力」これらのスキルを持つ「マネジメントをすることができる人材」が求められているということです。

常に課題や目標を設定し、社内外を調整し、自身の見解を発信し集団を動かすことができるリーダーが年収1,000万円を稼ぐことができるということです。

共通点でも紹介した「成果」を出すための行動一つ一つがマネジメント能力へとつながっていきます。これらを怠ることなく、常に高い意識を持ち努力をしていくことで、会社からも認められ昇給、昇進へとつながっていきます。

転職で年収1,000万円超え目指すなら

転職で1,000万円を超す求人情報として多くあるのがこちらもやはりマネジメント職です。転職での高収入を目指すときに意識するべき点は「自分自身のキャリアアップ以上に転職先でこれまでのキャリアをどのように生かし、貢献することができるか」です。

今までにどのようなことをしてきたのかといった「今までの自分の功績だけを述べる」内容だけでは企業が求める人材としてはアピール不足です。転職先企業で「何ができるのか」「どのようなことで会社に貢献することができるのか」を具体的に話せるようにしておきましょう。

ですが、年収だけを見て転職をしてしまうことにも注意が必要です。転職後にうまく企業で活躍できず、年収が下がってしまうこともあります。

マネジメント能力のアップを意識して働く

年収1,000万円超えを目指すためにマネジメント能力が重要なことがお判りいただけたでしょうか。

一般職員よりもリーダー職、さらに管理職そして経営者と、マネジメント能力が必要とされる人の方が年収も上がっていることも腑に落ちますよね。

マネジメント能力は年収1,000万円超えを目指すために必ず身につけておきたいスキルです。「成果」を出すことができる人の共通点を実際に行いながら仕事をすることで、年収1,000万円を目指すこともできるかもしれません。