なんとしても面接をクリアしたい!面接での嘘はどこまで許されるの?

面接で自分の事を良く見せたいと思い嘘をついたことはありますか?

何度も面接を受けていると疲れもしますし、何とかして採用までしてもらいたいものですよね。

そんな面接対策をするうえで「嘘をつくことはいいのか」「いいのであれば、どこまでの嘘なら許されるのか」など色々な疑問が浮かんできます。

そこで面接を受けるうえでNGとOKな嘘についてと、もし嘘をついて就職した場合についても紹介しますので面接を受ける際の参考にしてみてください。

面接で嘘をつくことは基本的にはNG

面接での自己PRや取得資格、志望動機など様々なことを聞かれます。それらの事を聞かれたときにこたえることができることがあれば悩むことはないでしょう。ですがうまくPRすることができないことや、志望動機、活かせる資格がなければ嘘をつきたくもなります。

ですが、面接での嘘は基本的にはNGです。

面接の場でついた嘘が大きい小さいに関わらず面接途中でバレてしまったらまず採用はあり得ないでしょう。

例えその場で嘘がバレないとしても、就職した後にその嘘がばれてしまうことで、大変なリスクを負うことにもなりかねません。

ですので、面接での嘘は絶対につかないようにしましょう

面接で嘘をついてしまうことによるリスクって何があるの?

面接で嘘をつくことでリスクを負うことになりかねないとお伝えしましたが、実際にどのようなリスクがあるのか理解しておきましょう。

面接中に嘘がばれたときの場合

小さな嘘ならばれないのでは?と思われた方もいらっしゃると思いますが、嘘をつくときの仕草や挙動などでばれることが多くあります。

また、うまくその場は乗り切ったとしてもその嘘のために辻褄を合わすためにさらに嘘をつかなければいけないといった悪循環にもなり、粗が出て嘘を見抜かれてしまうことになりまず。面接中に嘘がばれてしまった場合はまず採用はないと思った方がいいでしょう。

面接での嘘が入社後にばれてしまった場合

面接でついた嘘がばれずに採用されたとしてもリスクがなくなるわけではありません。

このような場合は面接中にばれるよりもかなり大きいリスクを背負うことになります。採用されたいという思いから経験がない仕事を経験があると嘘をつくことや、所持していない資格を取得していると嘘をつき、その経歴を見込んで採用したにもかかわらず全くできなければ仕事になりませんよね。

ただ仕事ができないと判断されるだけでなく、場合によっては解雇、経歴詐称で訴えられることもあります

例え解雇までされなかったとしても嘘をつく人と社内で思われてしまい、職場に馴染むこともできなくなるかもしれません。

例えばれなかったとしても嘘を突き通すことは難しい

これまではばれたときのことを述べさせていただきましたが、ではこのまま嘘を突き通しばれなければリスクはないのでしょうか。

答えはNOです。一つの嘘を隠すためにさらに嘘を重ねていくことで、いずれボロは出るでしょう。またその時に「あの話は嘘でした」で済まされるはずもありません。その嘘がばれなかったとしても罪悪感や不安感を抱えたま真になる場合があります。それがストレスの原因となり仕事もままならない状態になることも考えられます。

面接官は嘘に気づいている

採用担当者である面接官は年間多くの人事、面接をして多くの経験をしている方ばかりです。

面接時の口調や目線、雰囲気などからほとんどの嘘は見抜かれていると思っていた方がいいでしょう。

特に採用担当、面接官としてのキャリアが長くなれば長いほど多くの方の面接をされているので嘘を見抜くことに長けています。

面接でも使える嘘はあるの?

ここまで面接での嘘はNGということついて述べさせていただきましたが、ときには建前と本音を使い分けなければいけない場面もあり、すべての嘘がNGというわけではありません。

事実と違うことを話すことは嘘となりますが、企業から「志望度」を聞かれた際に、「第一志望です」と答えることは嘘とは言えません。むしろ曖昧な答えや他の企業が第一志望であると伝えてしまうと相手に失礼な印象を与えてしまいます

また「第一志望」であることを伝える際にその根拠が何かも伝えることができるように事前に情報収集をしておくことでさらに印象は良くなるでしょう。

また、前職をなぜ退職をしたのか「退職理由」を聞かれた際に「人間関係」「待遇面」などを正直にそのまま伝えてしまうと逆に印象を悪くさせてしまう可能性もあります。

このような場合は「キャリアアップのため」や「今後このようなことにチャレンジしたいため」などポジティブな内容にして伝えるとよい印象を与えることもできます。

またこのほかにも自己PRなどで少しだけ誇張した言い方をすることで相手に興味を持たせることができます。ですが話を盛る際には内容によっては嘘になってしまいますので注意が必要です。

面接で嘘をつかないための方法を考える

面接での嘘は自分の事を良く見せるためについてしまうものです。またその嘘には様々なリスクも伴います。そんなリスクを背負わないためにも自己分析をして、上手にアピールすることが必要です。

面接でポイントとなることは今までの「成果」ではなく、「過程」や「ものの考え方」「人間性」が特に重要視されます。

失敗したことでも伝え方によっては好印象を与えることも可能になります。「失敗したことで多くのことを学ぶことができた」など前向きに伝えることがポイントです。

このように失敗に終わったとしてもその「過程」で「どのようなことを学ぶことができた」のかが評価ポイントとなります。

面接で自分の事をよく見せたいという思いから嘘をついてしまいがちですが、例え結果や成果がでなかったとしてもその目標や課題解決に向けてどのようにあなたが考え行動したかという「プロセス」を伝えることが大切です。

これらの事をうまく面接時に伝えることができるようになるためにもしっかりと自己分析をして、「成果」だけに目を向けずどのようなことがプラスとなったのか、マイナスをどのようにプラスに変えたのかそれまでの「プロセス」をアピールできるようにしておきましょう。