仕事をともにする異性の同僚への上手な接し方とは?

仕事をしていく上で「異性の同僚への接し方がわからない」「同性の同僚と同じように接したのに、不機嫌な態度を取られてしまった」などとお悩みの方は少なくないはずです。

円滑に仕事を進めるためにも、仕事をともにする同僚とのトラブルはできるだけ避けたいと思いますよね。ちょっとした心がけで同僚とのトラブルは避けられます。

では、異性の同僚への上手な接し方について考察していきましょう。

仕事では「男だから」「女だから」と区別をしないで接する

1986年に男女雇用機会均等法が施行されたことで、この30年で女性の働き方がめまぐるしく変化していきました。

現代では結婚や出産をしても、正社員として働き続けられる仕組みがあるので、男性だけでなく女性の働き方も多様化してきています。

女性の社会進出が進んだとはいえ、仕事における男女格差はまだ大きいです。

特に、「女だから」という理由でお茶出しや掃除などの雑務を任されたり、昇進が男性より遅かったりするなどで不満を持つ女性が多いのも事実です。

男女の違いではなく、「その人自身」を見ることが職場の同僚との円滑な関係を築くために大切ではないでしょうか。

あなたが上司や同僚から仕事を頼まれたときに、「男だから」「女だから」という理由で依頼されるより、「あなただから依頼した」と言われた方が嬉しいですよね。

誰に対しても元気で気持ちの良い挨拶は社会人として基本中の基本

挨拶は人間関係を築く上で最も大切なことのひとつです。元気な挨拶は自分だけでなく周りも幸せにしてくれますよね。誰にでも分け隔てなく挨拶するのは簡単なことですが、できていない人が多いのも事実です。大きな声で挨拶をするのは、恥ずかしいと思うでしょう。

しかし、元気な挨拶をすることで、相手に自分の顔を覚えてもらえますよ。

特に新人社員や若手社員は、周りに顔を覚えてもらえることで仕事をしやすくなるメリットもあります。

もしかしたら、最初は挨拶を返してくれない同僚もいるかもしれません。「せっかく挨拶したのに返してくれないのならやめてしまおうか」と思うこともあるでしょう。しかし挨拶が返ってこなくても、続けることが大切です

あなたが元気に挨拶する姿を見て、評価をしてくれる人は必ずいます。円滑なコミュニケーションや自分の仕事のためにも、誰に対しても元気に挨拶することを心がけましょう。

雑談力は仕事の成果を左右する?!仕事場での雑談は適度にしよう

適度な雑談は相手との距離感を縮めるために重要です。

雑談をするメリットは4つあります。

  • 人付き合いが楽になる
  • 気軽に話を続けることで相手と仲良くなれる
  • 同僚だけでなく上司や取引先にも気に入られて仕事のチャンスにつながる
  • チャンスから成果につなげられる

ただし、職場には様々な人がいますので、雑談の頻度や話題には気をつけましょう。雑談にメリットがあるとはいえ、仕事もせずに話してばかりの人は悪印象だけでなく、相手にも迷惑がかかります。

また、雑談の内容は仕事に関するよもやま話や時事ネタなどにとどめ、相手のプライベートに踏み込みすぎないようにしましょう。親しい間柄になればお互いのプライベートの話をすることもあるでしょう。しかし、信頼関係が出来上がるまでは他愛もない話にとどめておく方が無難です。

雑談の内容に迷った場合は、相手の得意分野に関する話をしましょう。相手の得意分野であれば、相手が気持ちよく話することができます。もし相手の得意分野が自分の知らないことであれば、自分の知識を広めることができて自分の会話の幅も広がりますよ。

仕事をともにする異性の同僚と合わないと感じた時は程よい距離感を保つ

どれだけ努力をしても、「合わない人」は必ずいます。しかし、合わないからといって、無視や陰口を言うのは良くありません

社会人は仕事をする上で必要であれば苦手な人とも関わらなくてはなりません。ただし、自分の心の健康を保つためにも付き合いは最低限で構いません。

合わないと思った同僚とは、程よい距離感を保ちましょう。無理に話をする必要はありません。先述の通り元気に挨拶をし、話しかけられたら笑顔で応対するだけで十分です。

しかし、「嫌だな」「苦手だな」という思いは、表情や雰囲気からそれとなく相手に伝わります。職場の同僚として付き合いが続くのであれば、不要なトラブルは避けたいものです。

ひとは誰でも良いところと悪いところを併せ持っています。苦手だと思ってしまうとどうしても相手の嫌な面ばかりが見えてしまって良い面がわからなくなりがちです。

「嫌だな」という気持ちを抱えたまま相手に接するのはとても苦しいですよね。苦手な人と接するときも、相手の良いところを見つけながら接すると気持ちが楽になりますよ。

少しの気遣いで仕事はうまくいく!円滑なコミュニケーションを心がけよう

今回は仕事をともにする異性の同僚との接し方について解説しました。誰にでも分け隔てなく、当たり前のことをしっかり取り組むことが仕事を円滑に進めていくために重要です。

「男だから」「女だから」といって、それだけで仕事の種類や態度を変える事はよくありません。たとえ相手のことが苦手だったとしても、露骨に無視したり、大人気ない態度をとる事はいけません。

そのような態度を周りの人に見られてしまうと、あなたの人間性を疑われるだけでなく、評価につながりかねません。

今回紹介した方法は、どれも意識をすれば簡単に始められることばかりです。 ぜひチャレンジしてくださいね。