キャリアアップに役立つパソコンスキルの身につけ方とは?

2022-7-3

今の時代、仕事をする上でほとんどの業種でパソコンスキルが必須と言っても過言ではありません。
キャリアアップを視野に入れている方は特に、一般的なパソコンスキルだけではアピールポイントとして少し物足りないかもしれません。しかしパソコンスキルと一言で表してもとても幅広い分野に分かれていますよね。正直どこからどのように取り組んでいけばよいのか、始める前からお手上げ状態になってしまう人も多いでしょう。
今回は、キャリアアップに役立つパソコンスキルにはどのようなものがあって、どうやって身に付けていけばよいのかを解説していきます!

キャリアアップに必要なパソコンスキルにはどんなものがある?

パソコンスキルがキャリアアップに役立つと考えられる理由はいくつかあります。
まず、パソコンスキルが一般以上のものであればできる仕事の幅も広がりますし、パソコンで何かトラブルが起きた時にも冷静に対処できます。そういった技術は他の人と差がついて重宝されるのです。
では、そもそも「基本的なOAスキル」とは一体どんなスキルを指しているのでしょうか?

Microsoft Word
MS Wordと表現されることもあります。これは文書作成ソフトです。多くの企業でこのソフトウェアが使われているでしょう。
【レベル1】文字入力、書式設定、印刷設定
【レベル2】表・グラフの作成、段落・インデントの設定
【レベル3】グループ機能、アウトライン機能、校閲機能などさまざまな機能の使用
Wordは一般的なパソコンスキルです。難易度も低いので、確実に身に付けておくと良いですね。

Microsoft Excel
Excelは表計算ソフトです。データの集計などに便利なソフトです。
【レベル1】四則演算やSUMなどの関数、表やグラフの作成
【レベル2】複数の関数の使用、多岐なグラフ作成、シートを横断した利用
【レベル3】MacroやVBAでの処理の自動化、ピボットテーブルのデータ分析
Excelのレベルあたりから自信が持てないという人も出てきます。しかし難易度はそれほど高くないので、スキルを持っていると周囲とのやや差が出てくる部分となります。
Excelのパソコンスキルがあれば仕事の効率化が図れるのでキャリアアップにも役立ちますよ。
Microsoft Power Point
Power Pointはプレゼンテーションや学会発表などにおいて視覚的にわかりやすく伝えるソフトです。
【レベル1】データ挿入、スライド作成、アニメーション追加
【レベル2】アニメーション設定、グラフィック機能の活用、表やグラフの統合処理
【レベル3】スライドマスター、グループ内編集
レベル3まで達しなくてもプレゼンテーションや学会発表は可能です。しかし業種や部署によっては高いスキルを持っていることで案件獲得につながる場合もあります。Power Pointのスキルはレベルが高いほど重宝されやすいですね。

キャリアアップを目指す人がパソコンスキルを身に付ける方法

目指すところは先ほど紹介したMicrosoft Officeソフトのスキルの応用力です。いまはどこの会社でもパソコンを使用するため、ある程度のパソコンスキルはみんな身につけています。基本的なスキルだけでは差がつかず、キャリアアップには難しいでしょう。
しかし基本的なスキルもままならないという人も安心してください。パソコンスキルは基本を様々な方面から学習を繰り返していくことで応用力につながります。何度も繰り返してスキルを固めていくことが意外にも効率的にパソコンスキルを身につける方法なのです。
パソコンスキルを高めるためにはレベルにもよりますが、一般的には書籍やWebサイトなどを使って独学で学ぶ人も多くいます。
今やちょっとわからないことがあればネット検索すれば答えが出てくる時代です。
しかし、独学だと不安に感じる人やどこから始めたらよいのかわからないという人はパソコン教室に通うこともおすすめです。ほかにもハローワークの職業訓練でパソコン講座を受けることもできます

キャリアアップのためにパソコンスキルを身に付けるには資格取得もおすすめ!

自分の実力がどのレベルなのかを知りたい人は資格を取得してみるのもいいですね。目標を持って勉強することで自然とパソコンスキルを向上させることができますよ。
履歴書に記載もできるのでおすすめです。

民間パソコン資格
・Microsoft Office specialist(MOS)……MOSはWord、Excel、Power PointのMicrosoft Officeのスキルを判定するための資格
・日商PC検定……ビジネス文書や資料の作成・データ分析といったビジネスを想定した検定試験
・VBAエキスパート……ExcelやAccessに搭載されるプログラミング言語に関する試験
などが代表的なものとして挙げられます。

国家資格
もっとレベルの高い資格取得を目指すならば国家資格レベルに挑戦するのもよいでしょう。
IT企業を目指す人は以下の資格取得を視野に入れることをおすすめします。
・ITパスポート……IT業界に必要な基礎知識を証明する経済産業省認定資格
・基本情報技術者……IT技術者の基礎
・応用情報技術者……子本情報技術者の上位資格

パソコン資格を有しているから採用というわけではありませんが、やはり即戦力として採用したい企業の目には留まるでしょう
また、転職を考えていない人でもキャリアアップをするには仕事に役立つスキルとなるでしょう。自身の業種などを考慮しながら、どのパソコンスキルを極めていくかを決めるといいですね。

まとめ:効率的にパソコンスキルを身につけてキャリアアップを目指そう!

キャリアアップにはトラブルを冷静に解決するスキルも求められているので、パソコンで何かトラブルが発生しても冷静に対処できます。つまりパソコンスキルを磨いておけば周囲からの信頼も集めることができるのです。周囲からの信頼を得ることもキャリアアップには必要な資質です。
まず自身の現在のパソコンスキルはどの程度なのかを理解し、技術を磨いていくことが必要です。あまり背伸びし過ぎず、基礎の部分に立ち返って土台を繰り返し固めていきましょう。一見地道な作業で回り道に感じるかもしれませんが、それが案外一番効率の良い進め方だったりするのです。資格取得など着地点となる目的を見つけて勉強を進めていくことで計画的に確実にスキルを身につけていくと良いですね。