転職が決まったあと、入社時の挨拶で好印象を得る方法とは?

転職をして、新たな職場への出社日。気持ちも新たに期待と不安を感じながら職場へ向かうことでしょう。ましてや初めての転職となると不安や緊張も大きいものでしょう。

新しい職場では人間関係や、今までの仕事の評価もすべてイチから築いていくことになります。そのため、「職場に馴染むことができるか」「人間関係を良好に築くことができるのか」「仕事をうまくこなしていくことができるのか」といった不安も多くあります。

好印象を得ることができることで、今後の社内での人間関係を良好に運ぶことができます。

そこで、入社時の挨拶で如何に好印象を得るにはどのようなことに気を付ければよいのかを学んでいきましょう。

好印象を得るための挨拶のポイント

初日の挨拶は自分をアピールする最初の機会です。好印象を得るためには「見た目」「声」「挨拶の内容」「謙虚さ」を心掛けることが大切です。これから紹介するポイントと注意点を押さえて好印象を得られるようにしましょう。

1.表情と声のトーンに意識

人前に慣れていなければどうしても挨拶や自己紹介は緊張をしてしまうでしょう。ましてや初めての出社日となると尚更です。ですが、まずは「明るく」「笑顔で」「ハキハキと」話すことを心掛けましょう

人の印象は視覚からの情報が大半を占めています。第一印象は挨拶などの内容以上に表情や目線、仕草などによって決まる場合が多くあります。

また、大勢の前で話している間も一人一人きちんとアイコンタクトをすることで、相手に堂々とした姿勢を見せることができます。しっかりと相手の目を見て話すことでその人に向けて声が届きますので意識してアイコンタクトをしてアピールしていきましょう。

緊張して表情などが硬くなると、相手にも緊張が伝わってしまうこともありますので注意しましょう。

次に声のトーンも気を付けておきましょう。明るい声でハキハキと挨拶することで良い印象を与えることができます。

話をするときは落ち着いて聞き取りやすい声を意識しておきましょう。早口になってしまうと相手に話がうまく伝わりにくく、良い印象を残しにくくなることもあります。

2.今までの経歴+趣味などを盛り込み自己アピールする

話す内容や構成については、名前や配属された部署名などはもちろんですが、「どのような経歴や経験があるのか」も簡潔に伝えることでアピールをすることができます。

「趣味」「特技」「出身地」などを盛り込むことで、会話のきっかけになります。もし同じような趣味や特技、同郷の人がいると声をかけてもらい、職場に早く馴染むことができるチャンスとなります。

ですが、プライベートの話題はあまり長くなりすぎないように注意しましょう。

3.短く簡潔に、まとまった挨拶を心掛ける

挨拶や自己紹介は一番初めに自分をアピールする場ですが、長くなりすぎると話にまとまりがなくなり、相手に伝わりにくくなります。

短く簡潔な挨拶ができるように事前に話す内容を考えておき、1分程度でまとまるようにしておきましょう。

4.自己アピールは謙虚さを忘れない

挨拶をする際に、前職の経験や実績は強みである一方、初日の挨拶でアピールしすぎると自慢話に聞こえてしまうこともあり、自分の印象を悪くする恐れもあります。

また、経験のある職種からの転職をした場合、前職での実績や経験談を必要以上に話してしまいがちになりますが、ここでは実績や仕事に対する行動や考え方を話すようにしましょう。

あくまで謙虚な姿勢で、自分が貢献できることをさりげなくアピールするようにしましょう。

また、挨拶の最後に「頑張ります」など前向きな言葉や「いろいろと教えてください」謙虚な言葉を伝えることでより良い印象を与えることができます。

転職初日の挨拶の他に心得ておきたいポイント

ここまでのお話に加え、転職初日の挨拶の他に押さえておくと好印象を得ることができるポイントを挙げておきます。

1.時間に余裕をもって出社する

転職初日に遅刻をするようでは第一印象どころではありません。余裕を持って出社するようにしましょう。

ですが、極端に早く出社すればよいわけではありません。事前に始業時間や他の人の出社時間の目安なども聞いておくとよいでしょう。ギリギリの出社にならないように20分前には会社に到着できるようにしておきましょう。

2.身だしなみ・服装は清潔感を心掛ける

第一印象は目からの情報がとても重要となります。身だしなみや服装が乱れているとそれだけで印象を損ねる可能性もあります。清潔感がある身だしなみや派手すぎない服装などを心掛けましょう。

3.初日の業務への取り組み

転職初日はオリエンテーションや挨拶などで時間をとっていきます。また、企業によっては初日から業務に就く可能性もありますので、事前に業界の業務内容に関する知識を再確認しておくとよいでしょう。

また、会社はいつものように通常業務を行っているのでOJTで教えていくことが基本になることがほとんどです。入社後はすでに会社の一員ですので、周りが忙しくなかなか教えるところまで手が回らない場合もあります。忙しいようであれば積極的に手伝いに行く心構えでやれることを見つけに行きましょう。

転職初日は良い印象を与える絶好のチャンス!

転職後の初日はあなたをアピールすることができる絶好のチャンスです。

冒頭でも述べているように、新しい職場では人間関係や仕事の評価もイチから築いていくものです。初めの印象をよくすることで、社内でのコミュニケーションもとりやすくなり仕事もやりやすい環境に持っていくことができます。 全てをイチから築いていくからこそ、入社時の挨拶では前向きに素直で謙虚に自己アピールして社内での印象をぐっと高めていきましょう。