会社のストレス…朝起きると仕事に行きたくない。どうすれば良いの?

朝起きると、「仕事に行きたくない」「会社を休みたい」「このまま寝ていたい」と感じることはありませんか?
会社に勤めている方であれば、一度は誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。「人間関係がうまくいかず、顔を合わせたくない人がいる」「仕事のノルマがプレッシャーで行くのが億劫」「毎日業務に追われ、残業続き」など、ストレスから仕事に行きたくないといった理由は挙げればきりがありませんし、受けるストレスによっても人それぞれあります。
仕事に行きたくないけど、行かなければいけないといったことからさらにストレスを抱えてしまうこともあり、そんな状態で会社に行っても仕事のパフォーマンスも上がりません。それならいっそのこと休むといった考えも一つの方法ではあります。
とはいえ、休んだところでしわ寄せがかえってくるだけですし、周囲からの信頼も無くしてしまう可能性もあります。
このようにストレスから仕事に行きたくないといった思いについてどのように対処していけばよいのでしょうか。仕事に行きたくないいくつかの理由やそれに対しての対処法について知り、ストレスをなくしていけるようにしていきましょう。

朝起きて、仕事に行きたくないと思う理由

朝起きて仕事に行きたくない理由として考えられる理由として、プレッシャーや人間関係、疲れがとれていない、仕事へのやりがいが感じられないといったことが多くあります。このほかにも休み明けの月曜日や連休明けの初日の朝などがあります。まず、なぜ「行きたくない」と思うのかを見てみましょう。

仕事のプレッシャーが大きい場合

会社で何年も勤めていると、後輩ができ、経験も増え、リーダーや管理職と言った責任ある立場へとなります。責任とともに仕事へのプレッシャーも大きくなり、そのことから仕事に行きたくないと感じてしまう場合があります。
リーダーや管理職と言った責任ある立場となると、部署の業績や人材育成、対外的な付き合いなど、様々なプレッシャーが増えてきます。また、責任のあるなしに関わらず、タスク処理が間に合わない、山積みの仕事が待っているなどの業務内容から上司や先輩からのプレッシャーによりストレスを感じる場合もあります

職場の人間関係が悪い

職場の人間関係を理由にストレスを抱えてしまう人も少なくありません。仕事の内容や進め方なども大切ですが、それらよりも一緒に働く上司や部下、同僚などの職場の人たちとの人間関係が何よりも重要です。関係がうまくいかない人と仕事をすると考えるだけでもストレスと感じる場合があります。例え好きな仕事に就くことができたとしても、職場の人間関係が悪いと会社に行きたくないと思ってしまうでしょう。仕事を続けていくうえで、人間関係はとても重要な要素と言えます。

残業が多く、過重労働により疲れ取れない

残業時間が多い、仕事が終わらない状況や激務の状態が続くことで、朝起きたときに「またあの仕事が待っている」と思い、仕事に行きたくないと思ってしまいます。
また、このようなストレスを抱えることで、どれだけ早く寝ても寝不足の状態が続く場合があります。さらに、頭痛や倦怠感、食欲減退と言った症状も出ることがあります。また、身体だけでなく心まで疲れきってしまう場合もありますので、注意が必要です。

やりたい仕事ではなく、仕事へのやりがいを感じられない

今の仕事が自分のやりたい仕事であれば、やりがいを感じ仕事にも前向きに取り組むことができるでしょう。ですが、誰しも自分の希望した仕事ができるわけではありません。希望していた部署に配属されなかったり、人事異動でやりたかった仕事ができなくなったり、向いていない仕事を続けていた場合はどうでしょう。
自分の思っている仕事ができないことが苦痛となり、思うようにいかず、仕事に必要以上のプレッシャーを感じてしまうことで、仕事に行きたくなくなるといった状況になります。

仕事に行きたくない理由で給料面の不満は少ない

ここまで、仕事に行きたくないと思う理由を4つ上げさせていただきました。ですが、仕事に行きたくない理由の中で給料面に不満と考える人は少ない傾向にあります。
「生活をしていくために働かなければいけない」といった思いを持つ方も多く、仕事に行きたくないと感じてしまう理由の多くは、給料への不満よりも、人間関係や仕事へのプレッシャーなど、ストレスによるものが多くあります。
また、退職の理由として多くあるのが「人間関係」です。人間関係がうまくいかず、仕事に行きたくなくなってしまい、退職へとつながってしまうことも少なくありません。

朝のストレスを感じたときの対処法

働いている人の多くは仕事に行きたくないと思っていても「常識的に行かないわけにはいかない」「現実逃避だとわかっているから仕事に行く」と言うようには気合で乗り切っていることでしょう。ですが、どんなときでも気力で何とかなるわけではないですよね。
そこで「仕事に行きたくない」とストレスを感じてしまっているときはどのような対処をすればよいのかを紹介していきます。

生活習慣を変える

毎日、家と職場の行き来だけで特に何の変化もない日々がストレスの原因ともなります。今の生活習慣を見直して、アクセントをつけることで気分を変えることができます。生活習慣のちょっとした変化で仕事に行きたくない思いが変わる場合があります。
例えば出勤時間を1時間程度早くすることで通勤ラッシュを避け、カフェなどで一息ついてから出社することで、気持ちも穏やかに過ごすことができます。他にも通勤手段を変えることも有効です。電車通勤から自転車やバイクなどに生活習慣を変えることで多少のストレス軽減にもなるかもしれません。

思い切って休む

時には仕事から離れて気分転換をすることは大切です。連休がとれるのであれば、会社からの通信機器の電源を切り、小旅行に出かけたり、自宅の掃除や散歩をしたり、趣味に没頭するなど、心身共にリフレッシュできるように自分のための時間を作りましょう
ただ、仕事に行きたくないからとその日を休んだだけでは根本的な解決にはなりません。休んだ当日は少し楽な気持になるかもしれませんが、翌日になればまた仕事が始まります。さらに休んだ分の業務は翌日に回ってきます。当日に休むことはその場しのぎとしか言えないでしょう

誰かに話を聞いてもらう

仕事に行きたくない思いを一人で考えているとさらに気分が落ち込み、行きたくない気持ちも増幅してしまいます。職場内に信頼できる仲間がいるのであれば、その人と話すのも良いですし、職場内に限らず、家族や友人などに気持ちを聞いてもらうことも大切です。
悩みが解決しなくとも、気持ちを話すことですっきりとする場合もありますし、話をしているうちに、解決法が見つかる可能性もあります。一人でため込まずに吐き出すことも重要ですので、信用できる人に話を打ち明けてみましょう。

働き方を見直す

仕事は日々継続してあり、終わりがないようにも思えますが、ひとつひとつのタスクとして考えてみると、必ず仕事ごとに区切りや終わりがあります。今抱えている業務も、「月末での提出」「15日には納品」など、いつかは一段落し、また違う案件が始まります。終わりのないことを延々とやっていると、やりがいもなくなりますし、ストレスにもなります。その仕事をいつまでに終わらせるのか、期限を決めることが重要です。
自分の抱えている仕事量や業務時間の見直しもできますので、タスク管理を行い働き方の見直しをしてみましょう。

ストレスによる体調の変化に注意

仕事に行きたくない理由に多くある「人間関係」。人間関係が悪いことで仕事にプラスになることはありません。逆に良好な人間関係を築くことができていれば、会社にとっても自分にとってもプラスに働くことが多くあります。
会社には複数の人たちがいて、性格が合わない人がいることは当然です。生理的に受け付けられないなどでない限り、話し合うことで分かり合えることも少なくありません。そうはいっても、全ての人と分かり合うことができるわけではありません。どれだけ歩み寄ろうと努力をしてもうまくいかないケースもありますし、その努力で余計なストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。
上司や仲間などに相談することで、解決に結びつく可能性もありますので、こちらもひとりで抱えこまないようにしましょう。

ストレスが及ぼす身体への影響

仕事へのストレスから、体調にどのような影響があるのかを知っておきましょう。
ストレスには頭痛やめまい、嘔吐、下痢などの消化器症状、食欲減退などの身体的や問題と憂鬱で何をするにも億劫、食事がおいしくない、睡眠が十分にとれないなど、うつ症状がでる心理的な問題があります。
過度なストレスは身体だけでなく、心までも影響を及ぼしかねません。これらの症状が出ると場合によっては私生活までも悪影響を及ぼしてしまします。
朝起きて仕事に行きたくないといった思いがある時に、自分の心身の状況をしっかりと見てあげましょう。身体は体調の変化からサインをだしていますので、その“サイン”を見逃さないようにしましょう

無理をせず、休息をとることが大切。

多くの人が、週の初めや連休明けの朝は「仕事に行きたくない」という気持ちが強くなります。一時的に「行きたくないな」と感じているうちから、心身共にリフレッシュをするようにしておきましょう。またこの思いが続くようであれば、環境を変えることも手段の一つです。
体調をくずしてしまうと、私生活にも悪影響が出ます。無理をしてまで同じ環境で働き続けるのではなく、休暇を取ることで気分転換をすることや他の人に話を聞いてもらう、部署異動の希望を出すなどの対応を取りストレスが軽減できるようにしましょう。どうしても転職することも手段の一つですので検討してみましょう。
仕事に行きたくないと思ったら、無理をせずゆっくりと休息をとるようにしましょう。