セクハラ?上司がLINEで誘ってくるときの上手な逃げ方とは?

2023-6-5

上司からLINEで食事などに誘われたことはありますか?仕事をしていると上司から、「2人で飲みに行こう」や「何度も食事に誘われる」、「行きたくないけど飲むことがコミュニケーションだ」と言われることも多いのではないでしょうか。
友達などからの誘いであれば、断ることもできますが、上司となるとなかなか断りにくいものです。もちろん誘いに乗れる状況であれば問題ありませんが、行きたくない時もありますし、断れたとしてもしつこく誘ってくる上司であればどのように逃げ切ればよいのでしょう。
上司からのLINEでの誘いをどのようにすれば上手く逃げることができるのかをご紹介しますので、ご参考にしてみてください。

断る時の基本的なマナーを抑えておこう

上司からの誘いのメールやLINEなどが来たときに、どう断るかにも基本的には「マナー」があることを知っておきましょう。
断る時に抑えておくポイントとしては「断ることへの謝罪」「誘いに乗れない理由」「行きたいと思っている意思」の3つです。上司からの誘いとなると、少し固い言葉にもなりますが「申し訳ありません。」と謝罪のことばを述べるようにしましょう。次に、行けない理由を伝えましょう。「先約がある」「お酒を控えている」など相手が納得できる理由がベストです。どのような理由が良いかは次項にて上げさせていただきます。
最後に「また、声をかけてください」など、行きたかったことを前提に断っていることを伝えましょう。
これらの3つを伝えることで、相手も嫌な気もせず、配慮も考えながら断ることができます。
また、注意点としておさえておきたいものが「既読」です。皆さんもご存じの通り、LINEの内容を見ると「既読」が付きます。上司からのお誘いに乗るにしても、断るにしても既読後はなるべく早く返信をすることが好ましいでしょう。返事が遅くなると、既読無視されているのではないかと思われることもあるので、LINEでの連絡が来た時には注意しておきましょう。

断る理由を考えておこう

前項である「誘いに乗れない理由」について、どのような理由を伝えることが良いのかを考えておきましょう。断る理由には「それなら仕方ない」と思わせることがポイントです。ですが、理由によっては何度も使えないものもありますので注意が必要です。どの理由がどのくらいの頻度で使えるのかも考えておくことが良いでしょう。

「経済的な理由」

新入社員や家庭を持つ人からすると経済的な理由は説得力のある理由となるでしょう。「飲み会が続いていて余裕がない」「家電など大きなお金が動いたためきつい状況」「ローンの返済がありやりくりが苦しい」などの理由であれば、無理には誘いにくいものです。ですが、上司が出すと言ってきた場合は断り切れませんので注意してください。

「体調不良」

風邪気味であることや頭痛がする、薬を飲んでいるなど体調を理由にすることが無難な断り方でしょう。ですが、体調不良などを理由にした場合は、その後の経過も見られることになりますし、何より何度も使うことができません。頻繁に体調不良を理由にしていると「仮病」を疑われることになりますので注意しましょう。

また、自分ではなく家族が体調不良と言う手もあります。「親の調子が悪く、しばらく世話をする必要がある」ことを理由にすると、さすがに誘いは来ないことでしょう。

「家族や友人など第三者を理由にする」

「今日は遠方の友人が来ていて約束がある」「家族で外食に行く」「恋人とのデートがある」など第三者を理由にすることも断りやすいでしょう。久しぶりに会う旧友や家族との団らんなどを理由にすることで、よっぽどでない限りそれを差し置いてまでとはならないでしょう。

「お酒が飲めない」

お酒が飲めないことを理由にすることも断る理由の一つですが、「飲めないのなら食事だけでも」となってしまうことがありますので、こちらも注意しておきましょう。飲みに行くことが前提であれば、断る時のポイントとしては「なぜお酒が飲めないのか」を伝えることです。「健康診断の結果でお酒を控えるように指摘があった」とあれば身体の事ですので、無理な誘いはなくなるでしょう。また、「お酒で失敗したので控えている」「お酒が飲めない」などの理由となると、その場だけでなく他の飲み会などでも飲むことができなくなる場合もあるので注意しましょう。

「女性ならではの理由」

女性であるからこそ理由となるものもいくつかあります。上司が男性であれば追及しにくいデリケートな部分もありますし、女性の上司であれば、共感・理解してもらいやすい理由となります。「体調が悪いので」と言った理由であれば無理な誘いはないでしょう。男性の上司であればセクハラともなりかねないのでそれ以上の追及はしてこないでしょう。女性上司であれば特に問題もなく理解してもらえるでしょう。

また、親から飲み会を制限されている、門限があることも理由として使うことができます。娘を心配になる気持ちもわかってくれるでしょうし、もし無理に誘うようなことをすると親からの印象も悪くなり、上司としての信頼も損ねてしまうことになります。この理由としては、今後も誘いにくくさせるには効果的な方法ですし、参加したいのみかがあれば「今回はOKをもらった」と言えばよいでしょう。

また、女性は家計を回している人も少なくないのはないでしょうか。それを理由として「子供へお金がかかるため、飲み会に回す余裕がない」ことも効果的です。

これらのように断る理由をいくつか挙げていますが、ポイントとして「使うことができる頻度」「断る理由の説得力」「追及されにくい内容」を抑えるようにしておきましょう。

しつこく誘ってくる。これってセクハラ?

上司から誘われたときの断る方法をいくつか挙げさせていただきましたが、しつこく誘ってくることは実は「セクハラ」となる可能性もあります。これがセクハラと言うことは難しく「受けた人がどう思うか」がポイントになります。部下を励ますつもりで肩を軽く叩く行為でもセクハラにあたるケースもあります。本人にはその気はなくとも、相手が不快と思うことがセクハラになる可能性があるということです。
ここで言う「セクハラ」のポイントとしてはしつこい誘いに対して「明確な拒絶の意思表示をしているか」です。普通に食事に誘うことだけではセクハラとして該当はしませんし、飲み会などに誘うこともセクハラとしては捉えられません。拒否をしているのにも関わらず、何度も誘ってくる場合にしっかりと「行きたくない」ことや「迷惑している」ことを示しておくことが重要です。
うまく意思表示ができない、回避できない場合は「未読無視をする」「上司のLINEの通知をOFFにする」「適当に相槌のみ行う」などの方法を取ってみましょう。それでもしつこい時には「仕事の連絡にLINEは使わずメールだけに徹底する」「LINEのアカウントを削除したと伝える」「さらに上の上司に相談する」など対処することをしてみましょう。
現代社会では仕事の連絡にLINEやメールなど様々なツールを用いて行うことが多いですが、LINEでのメッセージのやり取りはプライベートまでも侵されることになりかねません。できるだけ仕事とプライベートは分けるようにすることをオススメします。

相手はセクハラと思っていないかも…意思表示はしっかりと。

しつこくLINEで誘ってくることはセクハラに当たると伝えさせていただきましたが、LINEを送ってくる上司はセクハラをしていることに気づいていないこともあります。
「仕事が終わった後に、食事でもどうか?」との誘いから始まり、断るために「行きたかったのですが、その日は予定があり、とても残念です。また、お誘いください。」と返信した。その内容を上司は「今回は都合が合わなかっただけ。」と思い、改めて誘いが来ることがあります。「前回は都合が合わなかったけど、○日はどうかですか?」「おいしいお店があるので、都合のいい日に飲みに行きませんか?」などと誘いが来ることがあります。相手は「ただタイミングが合わないだけ」と思っているため、「どこかでタイミングが合えば食事に行こう」と思っている場合があります。断る際に「また誘ってください」と返してしまうことは、社交辞令と捉えられ、「次にまた誘ってみよう」と思わせてしまう可能性もあります。社交辞令にならないように注意して返信をするようにしましょう

LINEの機能を活用してセクハラから逃れよう。

ここまで断り方のマナーや、理由の作り方、上司がLINEでしつこく誘ってくるときの逃げ方などを挙げさせていただきましたが、嫌な気持ちを抱えたままどうしていいかわからず悩んでいる場合はここで上げさせていただいた方法を試してみてください。
しつこく誘ってくる上司への対処法として一番は「はっきりとセクハラだ」と言えることです。ですが、会社で働く以上は、上司にはっきりと意思表示をすることに抵抗を感じる人も多くいるかと思いますが、自分の身を守るためにもはっきりと「セクハラ」であることを伝えるようにしましょう。
伝えることができないのであれば「未読無視を続ける」ことがおすすめです。通知をオフにし、既読にすらならない状態にしておき、仕事の連絡はメールのみと一貫するようにしましょう。無視し続けることで、徐々にLINEの数も少なくなりますし、仕事内容のメールしか連絡をとらなくなるのでストレスも減っていくでしょう。
上手にLINEの通知設定などを活用し、セクハラやストレスが解消できるようにしましょう。