「リモートワーク時の休憩時間ってどうやって取得すれば良いのかしら?」

2023-6-9-2

最近よくある働き方として浸透している、「リモートワーク」ですが、「会社に直接出勤しなくても働くことが出来る」というスタイルや勤務体験を取り入れている会社が最近増えてきています。

しかし、今まで会社に直接出勤して働いていた方が、「リモートワーク」という働き方を選択した場合、どの様なことが起るのでしょうか?
出勤報告、退勤報告、休憩時間…様々なことが課題となってきます。

そこで、今回は、「リモートワークの休憩時間ってどう取得すれば良いのかしら?」について紹介していきます。
「リモートワークならではの悩み」も事例として挙げていきますので、よろしくお願いいたします。

リモートワークはストレスが溜まる!

リモートワークは会社で仕事をしません。

自宅やカフェなど、会社以外の場所で仕事をします。

会社でリモートワークを命じられると、同僚・上司・先輩後輩・取引先のお客様にお会いしないので、「リモートワークはストレスが溜まる」のです。

「リモートワークは人に会わないから物足りない。」

「会社に直接出勤すれば誰かに相談出来る、そして仕事が進むのに。」

と思うことがあるでしょう。

「リモートワーク」は会社に直接出勤しないので、「休憩時間の取り方が難しい」のです。

しかし、労働基準法第32条で、「1週間に40時間、1日8時間」が適用されますので、「リモートワークもこれに準ずる」ということになります

労働基準法の関連施行規則/関連通達 HP→第4章(労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇)→ 第32条(労働時間)

第32条(労働時間) | 労働基準法の関連施行規則/関連通達 (shlc.jp)

労働基準法

第32条(労働時間)

使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。

使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

罰則

6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金(第119条)

また、厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署より発行されている『「自宅でのテレワーク」という働き方』という記事がありますので、詳細は下記URLを参考にしてください。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/dl/pamphlet.pdf

「リモートワーク」はストレスが溜まりやすいですが、

「リモートワークに慣れると会社勤務の方がストレスは溜まる。」

ということになってしまうこともあります。

「リモートワーク」というのを上手に活用すればストレスが軽減されます。

「リモートワークを通じた会社での昼食会」などを活用して同僚・上司・先輩後輩達と交流、ストレス解消しましょう。

また会社の内容にもよりますが、お休み時間を仕事との調整で従業員の裁量にお任せしている企業もあれば、お昼休憩などの休憩時間が決まっていて、その時間を休憩時間としてあてなければいけないような会社もあります。どちらにしても、無理をしすぎることはよくありませんし、労働法で決まっている内容ですので、必ず休憩をしっかりと取得しながら、業務に集中できる環境を整えてくださいね。また迷ったら、上司や周囲の同僚や総務関係の人に相談しアドバイスをもらうと良いと思います。

リモートワークで仕事、効率が悪い?

「リモートワークでの仕事は効率が悪い!」

と思ったことはありませんか?

つまり、

「会社に出勤した方が仕事の効率が良い!」

ということに気付くきっかけになります。

会社に出勤して仕事した方が同僚達に会うので話し相手が出来る、また、相談相手になって頂けます。

また、休憩も取りやすくなってきます。

個人差になりますが、「リモートワークよりも会社に出勤すると生活リズムが整いやすい」ということになります。

「リモートワーク」という働き方が定着したことで、

「天候や仕事の進み具合によっては直接出勤かリモートワークを選択出来る。」

という会社が増えてきています※会社に要確認。

私は子育て中ですが、子育てママさんにとって、子供の急病対応や学校行事で会社を休まなければいけない時、この様な選択肢があると良いですね。

子育てママさん以外にも従業員にも選択出来ると有難いです。

転職活動はリモート面接、以外と難しい!

「転職活動の面接は会社に来社ではなくてリモート面接する。」

という、応募先から提示された経験、ありませんか?

でも、「転職活動のリモート面接、以外と難しい!」のです。

「リモート面接のメリット」は、

・応募先の会社に来訪しなくても良い

・面接地の交通費が浮く、0円

・自宅で面接出来る

ということです。

「リモート面接のデメリット」は、

・応募先の会社を直接見ることが出来ない

・面接官と直接会うことが出来ない(リモート面接なので画面を通して会える)

・自宅で面接することで騒音や雑音が入ってくることがある

のです。

最終面接は来訪するということもありますが、「リモート面接」を上手く活用して慣れていく、ということもあります

会社に出勤した方が仕事の効率上がり、年収UPに繋がる!

「年収UPしたい!」

と思っている方、会社勤務者であれば一度や二度は思うでしょう。

「リモートワークで業務の効率が上がって年収UPに繋がる!」

ということはありますか?

それよりも、

「会社に出勤した方が仕事の効率上がり、年収UPに繋がる!」

と思っている方の方が多いのではないでしょうか。

「リモートワークでも年収UPに繋がる方法はあるけれど、会社に出勤した方が効率良いし、相談相手もいるので、それが結果的に年収UPに繋がる。」

ということでしょう。

「リモートワーク」「会社に出勤」上手に活用して「年収UP」に繋げましょう

2つを上手に活用することがポイントです。

リモートワークは、上司のパワハラ発言に困る!

上司のパワハラに困っている会社員、以外と多いのではないのではないでしょうか。

「リモートワークは会社に出勤しない」からこそ上司のパワハラが以外と起ってくるのです。

「リモートワークは、上司のパワハラ発言に困る!」

という方、酷い場合は会社の上層部に相談しましょう。

「リモートワークなので会社の飲み会や懇親会が無い分、いつもよりも上司のパワハラが少ないと感じる。」

と思う事がある方もいます。

リモートワークなので上司の顔を直接見ないで良い。」

というメリットもあります。

まとめ

「労働基準法第32条によってリモートワークでも休憩時間を取得出来る権利はある」ということです。

「リモートワーク」「会社に出勤」どちらも「働く」ということは同じです。

働いた分だけ休憩を取得する権利はあります。

しかし、「権利だけ主張して働かない」ということはやめてくださいね。

「リモートワークでの休憩時間取得」業務を行ってからしっかり取得しましょう。

「リモートワークで働く方の権利」です。