今やリモートワーク時代!昭和と令和の働き方ってこんなに違うの?

「リモートワークっていつから出てきたの?」「昭和の働き方と令和の働き方にどんな違いがあるの?」「リモートワークを活用した令和の働き方を知りたい」
新型コロナウィルスの蔓延により、私たちは私生活だけでなく、働き方自体も大きく変化しました。その一つに「リモートワーク」があります。
今回は、リモートワークに焦点を当て、昭和と令和時代の働き方の違いについて考えてみます。
リモートワークって何?
リモートワークは、2つの英単語から作られた言葉。リモートワークとは、「remot=遠い」「work=働く」という意味があります。同義語として、テレワークという言葉も使われています。テレワークとは、「tele = 離れた所」と「work = 働く」という意味。
テレワークは、日本テレワーク協会によって下記のように定義されています。
”テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。”
テレワークという言葉は30年以上前から使用されてきた言葉であることが特徴的。一方、リモートワークには明確な定義はありません。オフィスから遠く離れた場所で働くこと全般を表し、テレワークとほぼ同じ働き方を表しています。
唯一の違いとしては、リモートワークはテレワークと比べて比較的新しい言葉であること。
2020年4月に政府が緊急事態宣言を出し、保育園や小学校が休業に。さらに会社へ出勤する人数を減らすように政府が求めたことによって、社会全体で働き方を見直すきっかけとなりました。この頃から、リモートワークという言葉が浸透していったと考えられます。
つまり、リモートワークとは「オフィス以外の離れた場所から働く」令和の新しい働き方を表した言葉であると言えるでしょう。
リモートワークの欠片もない昭和の働き方
まずは、昭和時代の働き方を見てみましょう。こんな働き方は昭和っぽいというイメージを挙げてみます。
・朝早く出社するべき
・残業することが美徳だ
・有休がとりづらい
昭和の時代は、働く時間が長いほど会社に尽くす忠誠心が高いと評価されてきました。残業することが美徳であり、上司より遅く出社することや、定時になったら早々に退社するような働き方は、やる気がないみなされてしまうことも多々ありました。
また、有休がとりづらく、休日に出勤することも数知れず。休日手当が出ない…なんてことも珍しくありませんでした。朝早くから会社に行くのが当たり前で、日中は営業先を回り、帰社後もひたすらデスクワークを片づける…会社に出社せずに働くという考え方は一切ありません。
もちろんオフィスから離れた場所で働くというリモートワークの概念は全くなく、いかに会社に長くいるかが評価対象の一つとなっていたのではないでしょうか。

リモートワークこそ新しい令和の働き方
2020年4月に発出された緊急事態宣言により、政府は企業に働き方の見直しを求めました。会社に出社せずに働くことができる場合は、リモートワークを推奨。
人の流れをできるだけ少なくするために、在宅で働くことができる場合は、在宅での勤務を広く求めたのです。
政府の要請を受け、これまでリモートワークを取り入れていなかった一般企業も、リモートワークができる環境を整え始めました。
ノートパソコン1台あれば、会社の同僚と連絡を取り合うことができ、社内システムとも連携が図れる体制が急ピッチで進められました。また、これに合わせて、ZOOMやTeamsといったリモート会議をすることができるサービスが急拡大します。
これにより、在宅で仕事をするという概念がなかった一般企業にも、リモートワークが次第に浸透していきました。
出社しなければ会議に参加できない、足を運ばなければ営業活動ができないという昭和時代の概念を覆し、遠隔地にいても仕事ができるリモートワークという新しい令和時代の働き方が誕生したのです。
リモートワークでどこにいても働ける選択肢
リモートワーク最大のメリットは、どこにいても働けること。つまり、勤務地を考慮する必要がないのです。
これまでは東京の会社で働くためには、東京に通勤できる範囲に住む必要がありました。しかし、令和時代は違います。東京で働く人を募集するのに居住地は問いません。リモートワークで働くことができれば、北海道に住んでいても、沖縄に住んでいても良いのです。
実際に東京に本社を置く大手企業では、地方在住を推進しており、在宅勤務をメインとする働き方もスタンダードになってきました。採用に関してもリモートで行い、最終面接まですべてリモートで完結してしまうことも珍しくありません。
令和時代の働き方として、リモートワークを選択することで、私たちは実に多くの選択肢から仕事を選ぶことができるようになったのです。
昭和時代のように、勤務できる範囲から企業選択をしていた時代は終焉。遠方に住んでいても東京の会社で働くことができるリモートワーク時代は、私たちにさまざまな可能性を与えてくれているのです。
リモートワークによって、多くの選択肢から仕事を選ぶことができるようになった令和時代。リモートワークの良い面を最大限に生かすことができれば、きっとあなたの働き方もより良いものになるでしょう。