リモートワーク中は、居眠りやさぼってもバレないの？

リモートワークは周囲の目が少なくなる分、自由度が増すように感じます。しかし本当にそうなのでしょうか？

仕事がひと段落ついたからといってついつい定時より早く勤務を終えていませんか？業務時間に少しだけ・・・と自分の趣味に時間に使っていませんか？

反対に、「きちんと働いているつもりだけど、リモートワークだとサボっていると思われないのかな？」とストレスを感じている方もいるのではないでしょうか。

今回は、リモートワーク中の勤怠についてどのように把握されているのか、居眠り対策はどのように工夫したら良いのかについて解説していきます。

リモートワークの労働管理の実態！

リモートワークを取り入れるということは、社員が目の届かないところで働いているということです。企業側も社員を信じているとはいえ、勤務実態を把握できるような対策を取っているはずです。では一体、どのようにして管理しているのでしょうか。

パソコンの使用時間を分単位で計測できるなどといった、端末の稼働率に関する追跡ソフトを入れている企業が増えています。

ログインさえしておけば他のことをしていてもバレないのでは・・・？と思われがちですが、そんなことはありません。ブラウザでどこのページを開いているのかということまで残るシステムも導入されている場合が多くあります。

ただパソコンを立ち上げているだけでは使っていないことがすぐにバレてしまいますし、事業と関係のないサイトを閲覧している場合も同じことがいえます。基本的にすべてのログが記録されているということですね。

また、4割もの企業がログイン・ログアウト時間で勤務時間をデータ化しているともいわれています。

会社支給のスマートフォンは、企業側があらかじめ労働管理ができるアプリを入れている場合が多くあります。

パソコン同様、「ブラウザで閲覧したすべてのページと使用時間」「起動したアプリと使用時間」「ファイルを移行した際のアクセス履歴」を把握することができます。

今いる場所はもちろんのこと、移動経路なども追跡することが可能です。これはほとんどのパソコンやスマートフォンで簡単に設定できるので、取り入れている企業は多いでしょう。

仕事の進み具合を確認した時に、あまりにも遅い場合にはさぼりが疑われます。また、メールや電話など連絡の返信が遅い場合にも、その場を離れているということが考えられるためさぼりが判明する場合があります。

実は15分～20分程度の短い仮眠をすると仕事の効率アップにつながることがわかっています。リモートワーク中も仮眠を取ることで頭がすっきりし、集中力が高まることが期待できます。

しかしここで注意をしなければいけないのが、あくまで休憩時間として仮眠を取り入れることです。業務中に行なうさぼりとしての居眠りはNGです。仮眠した分は調整し、全体の勤務時間が短くならないようにしましょう。

また、仮眠中はすぐに職場と連絡がつくようにスマートフォンを側に置くなどの工夫も必要です。タイミングも業務に差し支えないような時間帯を選ぶことが大切です。

なかにはリモートワークで生活リズムが崩れてしまって業務時間中にウトウトしてしまう人もいるのではないでしょうか。仮眠は日頃の睡眠不足を補填できるものではありません。夜にしっかり寝た上で仮眠を取り入れることが効率アップにつながるのです。

特にリモートワーク中は日の光を浴びずに過ごすことが多くなりがちです。朝はカーテンを開けて日の光を取り入れ、夜はなるべく光の刺激を受けないで早く寝る工夫をしてみてください。良質な睡眠ができ、日中ウトウトすることが少なくなりますよ。

まずは怪しいと思われた段階で上司からのヒアリングが行なわれるのが一般的です。事実となれば、懲戒処分となることがほとんどでしょう。

懲戒処分にはさまざまなものがあり、多くの場合は服務規程違反により訓告処分が課せられます。訓告処分とは厳重注意ですが、繰り返す場合にはもっと重い処分になる場合があります。最終的には懲戒解雇になることもあるので気を付けましょう。

リモートワーク中は少し気を緩めたくもなりますが、やり方には十分注意が必要です。企業側もリモートワークを取り入れるにあたって対策を行なっているということを忘れないでください。さぼりや業務時間内の居眠りはバレます。

居眠りは休憩時間として取り入れ、効率よく仕事を終わらせてしまいましょう！さぼりは仕事が進まない上に評価も下がり、バレてしまえば会社に居づらくなってしまいます。業務時間はしっかり働き、終業後に気持ちよく好きなことを楽しむほうがよっぽどリフレッシュになりますよ。