ストレス解消!嫌な会社はすぐにやめるべき?頑張るべき?

毎日働いていると受けるストレス問題もあります。そんなストレスがたまった状態のまま仕事をしていると仕事効率も低下しますし、さらには辞めたいと思うことだってあります。

ストレスを抱えながら毎日を過ごすことで続ける方がいいのか、辞めて転職をした方がいいのかといった判断でさえできなくなってしまいます。

そこで今回は「ストレスをためやすい人・感じやすい人の特徴」「辞めるのか頑張るのかの判断」「ストレスの限界サイン」「ストレスの解消方法」を考えていきます。

ストレスをためやすい人・感じやすい人の特徴

仕事で受けるストレスの感じ方はそれぞれ違いがありますが、大なり小なりストレスを抱えて仕事をしているかと思います。ですが、そのストレスの感じ方は性格によっても感じやすくなっていることをご存じでしょうか。大きく分けて3つありますのでそれぞれどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

1.「気を使いすぎる人・神経質な人」

職場の人に気を使いすぎていませんか?気を使うことが悪いわけではありません。気を使いすぎることにより、自分の仕事が溜まっているのにも関わらず、つい他の人の仕事を引き受けてしまうなんてことになってしまいます。自分の仕事を後回しにしてしまうことで、キャパオーバーとなり、知らない間にストレスをためてしまうことになります。

また、こんな経験はありませんか。何気ない会話の中の一言が気になってしまい、その言葉が離れない。周囲の空気が気になり、自分が何かしたのではないかと思うことなど、敏感に捉えてしまう。

周囲のためにと思っていやっていることや、周囲の空気や会話などを気にしすぎることでストレスをためやすくなってしまいます。

2.「過度な負けず嫌いな人」

負けず嫌いはとてもいいことです。このような人は仕事に対しても負けまいと頑張っていくため、仕事においても活躍していくことでしょう。ですが、何においても勝つ意識が強い場合ですと、負けてしまった時のストレスが大きくあります。負けたことを活力にし、次に活かすことができるのであればよいのですが、負けて悔しい思いが精神的に大きな負荷となる場合もあります。

3.「人一倍責任感が強い人」

責任感が強いことも仕事をするためには必ず必要なものです。真面目で責任感が強い性格な故に一人で抱え込むことも少なくありません。また、何とかしないといけないという思いからも大きなプレッシャーとなり、ストレスを感じやすくなってしまいます。頑張ろうと気を張っているときは順調にことが運びますが、何かの拍子でその緊張の糸が切れたときにストレスが大きく何も手につかない状態になり得る場合があります。

もう限界!危険なストレスサイン

ストレスをためやすい人の特徴からもわかるように、知らぬ間にストレスをためてしまい、気が付けば体も心もボロボロになっていたなんてことにもなるかもしれません。

ですが、どのようなタイプの人にしてもすべてはご自分の体と心。これから紹介するサインは危険な状態です。これらに当てはまる場合は注意しましょう。

1.体重が急に増えた・減った

ストレスの影響で体重が急に変化した場合は要注意です。1か月程度で数キロ程度であれば問題はありませんが、ストレスが長期的に続くことで消化吸収を促進する神経の働きが抑えられ食欲を感じなくなります。その結果、食事量が減り体重が減少してしまします。ダイエットなどしていないにもかかわらず体重が急激に減少した場合はストレスによる危険信号です。

2.体調不良が続いている

過度なストレスがかかると、自律神経の乱れが生じて慢性的に吐き気や頭痛、風邪をひきやすいなど体調不良が継続して現れる場合があります。また自律神経が乱れることによりそのほかにも様々な症状が現れることもありますので特に注意が必要です。そのようなときは体を休めるサインですので無理はせず休暇を取ることが重要です。

3.寝つきが悪い・寝ても疲れが取れない

ストレスがかかることで眠りが浅くなることや、寝つきが悪くなるなど睡眠にも影響が出てきます。仕事で疲れて眠たいはずなのにいつまでたっても眠れないなんてことにもなります。また、朝起きても疲れが残ったままでなかなか動けない、朝食がのどを通らない場合も注意です。睡眠がうまくとれないと集中力や判断力、記憶力の低下にもつながります。このような場合は慢性的な睡眠不足につながり、脳や体にも大きく影響しますので注意が必要です。

辞めるかどうかは今の自分の状況がどうなのかを理解しておく必要があります。どのような状況に置かれているのかを知るための対処法として「有給を取り考える」ようにしましょう。休暇を取ることで、今の状況を整理することができますし、次の転職先を探す期間にも使えるため有効に活用しましょう。

また、精神的なストレスが溜まっている場合は心療内科を受診するとよいでしょう。「自分は大丈夫」「うつ病にはならない・なるはずがない」と思っている人も多いですが、知らぬ間に症状が悪化し、うつ病になっていたということもあります。また、ストレスにより休職する場合は条件を満たしていれば傷病手当を受給することもできます。

今の仕事を辞めるべきか、頑張るべきか

ストレスを抱えたまま仕事を続けるべきかどうか悩むこともあります。ですが辞めない方が良いタイミングとして「結婚・妊娠」「介護」「業務内容のストレス」の場合があげられます。

1.「結婚を機に退職」とよく聞きますが、今後も仕事を続けていくのであれば辞めることはオススメできません。これまでのキャリアが退職により途絶え、それが今後の就職でデメリットとなることもあります。子育ても落ち着き、共働きで正社員として再就職を考えていても、ブランクやフルタイム働けない状況となると復帰が厳しい場合もあります。

また、妊娠をきっかけに辞めてしまうと、産前・産後にもらえるはずの手当て(出産手当金・育児休業給付金)がもらえなくなり、前述でもあるように社会復帰にも大きく影響されます。

2.介護を理由に辞める場合は、可能であれば控える方が良いでしょう。介護をしながら働くことはかなりのストレスを抱えることになりますが、こちらも社会復帰に影響があります。可能であれば時短などできないかを会社と相談して決めることをお勧めします。

3.仕事場での人間関係が良好だが、仕事内容が合わないことや残業、給料など業務内容がストレスになる場合は辞めることはオススメできません。業務内容がストレスの場合は仕事を覚え成果を上げることで仕事へのやる気やキャリアアップになります。

また、給料が安い場合でも同じように評価されることで給料アップにもつながります。さらに人間関係が良い会社であれば、尚のこと周囲からのフォローなども期待できますのでこの場合は改善できる点が多くあります。ですが、どうしても業務内容が合わず、ストレスが改善されないようであれば退職を視野に入れるとよいでしょう。

疲れたときのストレス解消法

ストレスについての特徴や対処法などを見ていきましたが、まずはストレスをためないことが一番です。ですが、人間生活をしていくうえで大なり小なりストレスは抱えて生きています。

また、たまったストレスをどう解消すればいいかわからない人のために「疲れたときのストレス解消法」をご紹介します。

1.軽い運動をする

運動をすることはストレスを発散するためにとても有効です。ですが、仕事をしながら運動をする時間を取ることは簡単ではありませんよね。そのような場合はウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。

ウォーキングをすることで体を動かすことはもちろん、汗を流すことで脳の疲れが解消されます。無理のない距離から始めてみましょう。

2.自然に囲まれる

都会にいるとどうしても花や緑など自然と触れ合う機会が減ってしまいます。ですが、花などの自然と触れ合うことがストレス緩和に大きな影響を与えてくれます。自然の香りや緑などを見ることで目の疲れや脳の疲れなどにも効果があります。山へ行くなど難しい場合は、部屋に花を飾る、公園に散歩に行くだけでもいいでしょう。

3.大きな声を出す

大きな声を出すことで押さえていた感情などを発散することができます。家族や恋人、友人、一人でもいいのでカラオケに行き好きなだけ好きな歌を大きな声で歌ってみてはどうでしょうか。おなかに力を入れ大きな声で歌うことで、心や体にたまったストレスを吐き出すことができます。

4.好きなことに没頭する

社会人となると学生時代にしていた趣味などの時間も減りますが、好きなことに没頭できる時間を少しでもいいので作るようにしましょう。仕事が終わったらこれをやる。休日には一日中趣味にあてるなどして、仕事とプライベートにうまくメリハリをつけることでストレスの解消・ためにくい心と体作りになります。 ストレスをためてしまうと何も手につかない状態になります。危険なサインを見逃さず、時には自分を可愛がる、甘やかしてあげることも大切なケアの一つです。