ストレスを解消したい!土日のちょっとした運動が効果的!

日々の仕事でストレスがたまっていませんか?人は生活をしていく上で大なり小なりそれぞれストレスを抱えて生きています。ですが、そんなストレスもため込みすぎることで体だけでなく、心までもがボロボロになってしまいます。
ここでは「ストレスを解消するための運動」にスポットを当てて紹介していきます。
「運動をすることがなぜストレスに効果的なのか」「どんな運動がストレス解消にいいのか」「運動が苦手な人でもできる運動」と合わせて「ストレスをためることの危険性」も知っておくことでストレスをためにくい心と体になっていきましょう。
ストレスをためるとなぜ危険?
ストレスをためることでホルモンバランスに影響が出ます。ホルモンバランスが乱れることにより女性であれば生理不順の原因にもなります。ホルモンバランスの乱れをそのまま放置してしまうことで、体全体の機能を調整する役割がある自律神経の働きに悪影響が生じてしまい「自律神経失調症」へと発展してしまう恐れもあります。自律神経が乱れることにより免疫力が低下し、病気になりやすくなります。その他にも吐き気や多汗、全身のだるさや頭痛、めまいなどの様々な症状が出てきます。
このようにストレスをためることにより様々な症状が出て、普段の生活にも大きな影響を与えてしまうことになります。
ストレスのかかり方は人それぞれ違いますが、サインを見逃さずに適度な運動をすることで効果的にストレスを発散してため込まないようにしましょう。
なぜ運動をすることがストレス解消に効果的なのか
運動をすることで交感神経が働きポジティブな気分になるとともに、脳の血流が良くなることにより、脳が活性化されストレスを解消させるためのホルモンが分泌されます。
そのホルモンは“幸せホルモン”とも呼ばれることもあり、心を安定化させる働きを持つセロトニンやエンドルフィンといわれる物質です。
セロトニンは安心感、平常心など心の安定や頭の回転をよくするなど、脳を活発に働かせるための脳内物質のことを言います。このセロトニンは特にストレスに対しての効能があり、体内で自然に生成されています。
エンドルフィンには痛みの緩和や免疫力向上、リラックス効果など気分をよくしてくれる物質です。このエンドルフィンの分泌量が減ることで代わりにノルアドレナリンと言われる興奮ホルモンの分泌量が増えます。このホルモンが増えることにより不安や興奮を感じることになります。
普段から運動をすることでセロトニンやエンドルフィンが安定し、ストレス解消や疲労解消につながるとともに、ストレスに強い心身を作るためにも効果的な方法と言われています。
また運動をすることにより、疲労した体を休めるために身体が休息を求めス、必然とストレス解消に必要な質の良い睡眠をとることができるようになります。

ストレス解消にはどんな運動がいいの?
運動によってストレスが解消されることが分かったけど、どんな運動がストレス解消に効果的なのでしょう。
普段からあまり運動をしない人にとっては運動というだけで気が引けるという方もいるかもしれません。ですが、ここでの運動とは激しい運動などではなく、継続して行える1日20分程度で身体が温まり、軽く汗をかくくらいで思ってください。
一定のリズムを刻む「リズム運動」
「リズム運動」とは一定のリズムを刻むことで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す運動の事を言います。一定のリズムを刻むことにより、前述で紹介した「セロトニン」が分泌されます。このリズム運動を継続して行っていくことによりセロトニンが分泌されますが、1回の運動だけでは持続させることはできません。継続をしていくことでセロトニンを分泌しやすい身体へと変わっていきます。
リズム運動の代表的なものとしてはウォーキングや軽いランニング、サイクリングなどがあげられます。
これらの運動は身体に空気を取り込みながら行う有酸素運動がセロトニンの分泌を活性化してくれるのでストレス解消にも効果的と言われています。また、集中して行うこと、日光を浴びることでさらに効果を発揮できますので、土日の休みの朝に緑の多い公園へ行くことでリラックス効果も得ることができます。
「少し公園まで散歩」程度でいいので簡単なウォーキングから始めてみましょう。
呼吸を意識したストレッチ
ストレッチと聞くと「それって運動?」と思う方もいるかもしれませんが、呼吸を意識してストレッチは有酸素運動のため、ストレス解消の他にも運動不足の解消にもなります。
ストレッチをしながら深く呼吸をすることで、副交感神経(心拍数を下げる、筋肉の緊張を緩める、心を落ち着かせるなど)を働かせることができます。深く息を吸い込み、身体を伸ばしながら深く吐くことだけを意識するだけでも十分効果があります。
また、ストレッチを継続して行うことでストレス解消の他にも、身体の柔軟性が向上、筋肉がほぐれ血行が良くなることで肩こりや首こりの改善、怪我の予防にもつながります。血行が良くなることで代謝が上がりダイエットのサポートにも効果的です。
前屈や胸回り腰回りを伸ばす、肩甲骨の周りの簡単なストレッチを20~30秒かけ3~5セットを目安に無理に伸ばさない程度で行うとよいでしょう。
どのような運動をするにしても継続が重要
ストレス解消のための簡単に行うことができる運動を紹介させていただきました。
どのような運動をするにしても「継続して行うこと」が大切です。ストレスがたまったから運動をするのではく、休日や普段のちょっとした時間に運動を行うことで、ストレス解消とストレスに強い身体を作ることができます。 運動が苦手な方でもできる簡単な方法ですので、無理なく自分に合った運動を見つけてストレスに負けない体を作っていきましょう。
また、こちらの記事で言及した効果などは一般的な情報を掲載していますので、もちろん個人差があります。詳しい情報は、専門的な情報を確かめながら、ご自身に合った方法を検討するようにしましょう。