仕事の悩みやストレスって、誰に相談すればいいの?

人間関係、働き方……仕事での悩みは尽きないですよね。悩みをそのままにしているとストレスが溜まっていく一方です。
いっそ誰かに相談できたらいいのにと思いますよね。しかし、仕事関係の悩みは慎重にしたいものです。では誰に相談すればいいのでしょう?
今回は、誰にどのように相談すればいいのかを解説していきます。
仕事で抱えた悩みやストレスは絶対にそのままにしない
「人に話したら噂になって自分の立場が悪くなるのではないか」「自分でなんとかすればいいのではないか」などと考えてしまいますよね。
しかしポイントさえおさえれば、相談することで解決につながることも多いのです。
1番良くないのはそのままにしてしまうことです。悩みやストレスから知らず知らずのうちに心が疲れてしまいます。そうなる前にきちんとしかるべき措置をとりましょう。
必ずおさえておきたい「仕事関係の相談をするときのポイント」はこれ!
では実際に悩みやストレスを相談する際のポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
状況に見合った人物に相談する
ただのグチであってもしっかりと解決したいものであっても、状況に適した人に相談を持ちかけることが最大のポイントです。
単なるグチ程度だったのにおおげさに広まってしまったり、反対に解決したいものだったのに悪口や批判に捉えられてしまったりすることもあります。
また、相談する相手は必ず信頼のおける人にしましょう。ストレスが溜まってイライラするとだれ彼構わず話したくなりますが、そこはぐっとこらえましょう。味方を装って誰かに吹聴する可能性があります。相手が良くなかった話のはずが、自分が「人の悪口ばかり言ういやな人」と思われてしまっては本末転倒。要注意です。
相談内容は誤解を招かないよう簡潔に話す
特に上司や同僚といった会社関係の人に話す時は慎重さが必要です。
ストレスを感じているとつい感情的な言い方になってしまったり、自分本位な話し方になってしまったりしがちです。あくまで冷静に、事実のみを話すようにしましょう。
誤解を招いてしまうと信頼を持たれなくなり、解決につながらない場合があります。また、わかりやすく話すことで相手にもよく伝わり、解決への最短距離となるでしょう。
相談する前に頭の中で順序だててみるのもいいですね。
ストレスの原因となっている相手のことを話す際にも「~といった状況だったのかなとも思いますが」「もしかしたら私にも~というようなところがあったのかもしれませんが」といったように、相手にもなにか思いがあるのかもしれないということを含めて話をすると悪口ではなく相談なのだなということがよく伝わるかと思います。

会社での悩みやストレスは誰に話すのが一番いいの?
では実際に誰を選べばいいのかということになりますよね。これはまず、「人に話を聞いてもらいたいだけ」なのか「現状を打破したい」のかで大きく変わってきます。
人に話を聞いてもらってスッキリしたい場合
〈家族〉
家族であれば親身になって話を聞いてくれて、時にアドバイスをしてくれるでしょう。身近な相手ですが、会社に漏れることはほとんどありませんね。
〈友人〉
共感をしてくれることが多く、気持ちがラクになることも多いでしょう。ただ、会社とはまったく関わりのない人を選んだほうが無難だと言えます。
世の中は案外せまいものです。まわりまわって偶然会社の人の耳に入った……なんてことにならないように気をつけましょう。
現状を変えて悩みを解決したい場合
〈上司〉
同僚や部下との人間関係で仕事に支障をきたしストレスに感じている場合には、直属の上司に相談してみるのも1つの手でしょう。
関わり方のアドバイスや、仕事をなるべく組ませないようにするなどの配慮をしてもらえることもあります。
まず現状を知っていてもらえるということだけでも少し安心できますよね。
〈同僚〉
これは信頼のおける同僚かどうかの見極めが大切になってきます。近い立場の同僚や同期であれば、現状を理解した上で悩みを共有することができるでしょう。悩みの内容次第ではストレスを緩和する手助けしてくれる身近な存在にもなり得ます。
仕事内容での悩みであれば、アドバイスをしてくれることも多い間柄ですよね。
しかし、いくらお互いに共感したとしても、誰かの悪口になるようなことは避けましょうね。
〈会社の相談窓口〉
人事部などの相談窓口があればそこに話をしてみるのもいいでしょう。
上司に関する相談や働き方について納得がいかない場合などには、会社に受け口となってもらうのがベストです。上司に相談したけれど解決できなかった悩みについて相談したい時にも利用できます。
〈社外の労働組合や労働基準局に相談〉
これは最終手段に近いので勇気が必要ですが、ストレスをためて自分の健康が危ぶまれるよりはいいはずです。
会社に相談してもうまくかわされてしまったりすることもありますよね。そのようなときには労働組合や労働基準局に働き方の悩み相談や解決ができます。
また、仕事のストレスによる苦痛を受けて退職や転職する人もよく利用する機関となっています。
仕事のストレスの相談をするときには、相手と状況をよく見極めて行動することが大切!
仕事関係でストレスを抱えることは本当につらいですよね。緩和することにつながるのであれば、誰かに相談してみることをおすすめします。
ただその際には、状況に合わせた相手と相談方法には留意しましょう。やり方を間違えてしまうとかえってストレスとなってしまうこともあります。 今回解説した方法を参考にしながら、正しい方法で悩み解決につなげていってください。決して1人で抱え込まないで、1歩踏み出してみましょう!