入社後のストレス……思っていた仕事と違っていたときはどうすれば?

せっかく努力して採用試験に合格したのに、入社してみたら思っていた仕事と全然違った……なんてことが起きたらショックですよね。そんなストレスを抱えながら、これからどう働いていくべきかについて悩む人も多いと思います。

今回は、入社後に思っていた仕事内容と異なっていた場合、どのように対処していけばよいのかを解説していきます。

会社選びに失敗でストレス!どんな例があるの?

まず「思っていた仕事と違う」というのは一体どんな場面で起こるのでしょうか?

業務内容が思っていたものと異なっていた

同じ業界や業種であれば業務内容も似たようなものだろうと思いがちですが、実は会社によってそれぞれです。イメージしていた業務内容と違っていて得意分野の力が発揮できないということもあるでしょう。

求人内容のみの説明には限りがあります。希望している会社の説明会があれば実際に足を運んでみたり、OBがいれば話を聞いてみたりと、事前に情報収集をすることをおすすめします。

労働環境に納得できない

労働時間内や残業をしても終わらない仕事量で疲弊している、有給が取りづらいといった環境下で仕事をするのはかなりのストレスが溜まるでしょう。

提示されていた給与や待遇など労働条件の内容が異なる

入社前に渡される労働上限通知書にはどのような記載がされていたか確認してみましょう。給与や待遇、勤務地などが記載されています。その内容と現状が一致しているのであれば自身の見落としとなってしまいますが、異なっている場合には会社に掛け合ってみることが必要になってきます。まずはしっかりと確認してみましょう。

能力や成果を評価されない

努力して結果を残しても正当な評価をされない場合、理不尽さを感じてしまいますよね。

モチベーションが上がらないのにもっと頑張れと言われたらかなりのストレスになりそうです。

会社の雰囲気が合わない

社風が合わないことでストレスを感じている人も多いでしょう。独自の雰囲気が自分と合わないと、業務をしていてもつらいことがあります。

事前に会社の雰囲気を知るタイミングはなかなか難しいものです。

しかし、実はこれを知るポイントはあったのです。ガイダンスなどに参加するほか、企業ホームページに記載されている理念や社長あいさつからわかることもあります。

一概にはいえない部分もありますが、働いている人の男女比や年齢層、口コミサイトなどの情報からも入社後のイメージがわくのではないでしょうか。

今後もし転職を考えているのであれば、チェックできるところは調べておいた方がよさそうですね。

入社を後悔した場合、ストレスを溜めないようするための対処法とは?

自分の思っていた仕事と違っていた場合には、さまざまな方法があります。ぜひ自分に合ったものを見つけてストレスを抱えないようにしてくださいね。

現状を呑み込み、今の職場で働き続ける

すぐにでも転職したいという気持ちもあるかもしれませんが、すぐに動いていいかどうかはじっくり考えた方がよさそうです。

抱えている問題が時間とともに緩和されていくものかどうかが大きなポイントとなってくるでしょう。

業務内容が思っていたものと違うという場合には、ある程度慣れてくれば続けていけると感じる場合もあります。仕事が少しでも楽しいと感じているならば、様子を見てもいいかもしれませんね。

また、いずれ転職することを視野に入れたとしても、実務経験として積んでおいて損はないでしょう。再就職する際に職業を転々としていれば信頼を得にくい可能性がありますよ。在籍1年未満での転職の場合、「また辞められるのではないか」と思わせてしまうことが多いようです。

社内に信頼できる味方を見つける

会社の雰囲気になかなか慣れない場合には、同僚や先輩など自分の話に耳を傾けてくれる相手を見つけましょう。

味方の存在があれば、よっぽど独自性の強い会社でない限り、ストレスが軽減されるのではないでしょうか。

人事異動で環境が変わるのを待つ

異動があれば社内環境も変化していきます。ストレスの原因となっている人が異動する可能性もあります。時期によっては少し様子を見てみるのも1つです。

また、自分自身が異動を願い出ることができる場合には、条件次第で今の仕事を続けていくことを視野に入れてもいいかもしれませんね。

今の仕事は辞めて再就職を検討する

どうしても納得がいかないという場合には再就職という手があります。今の会社に勤めてから短い期間での転職は難しさがありますが、ストレスを抱えて心身の不調をきたしてしまっては元も子もありません。そうなる前に転職活動することをおすすめします。

以前勤めていた会社があるのであれば、もう一度戻ることを考えてみてもいいかと思います。

就職先が思っていた仕事と違っていたら、今だけを見ずに先を見据えて行動する

どのような企業に勤めたとしても、新しい環境になるということは思い描いていたものとのズレは大なり小なり必ずついてくるものです。

せっかく採用試験を通って入社したのですから、がっかりする気持ちは大きいと思います。しかし、目先のことだけ考えて次の行動にうつるのは時期尚早です。「時間がたてば解決する」と割り切れるものかどうかなど、先を見据えて判断するようにしましょう。 転職することを考えている人は、今度こそできる限りの情報収集を徹底した方がよさそうですね。